5月~6月といえばさくらんぼのシーズン。甘酸っぱくて食べやすいさくらんぼを愛犬と一緒に味わうことができたらおいしさ2倍になりますよね。
犬は、味覚の中で、甘さを感じ取りやすいため、飼い主さんと一緒に甘酸っぱいさくらんぼを味わうことができます。
でも、「さくらんぼって犬に食べさせても平気?」「さくらんぼを食べさせるメリットってあるの?」と心配になりますよね。
今回は、そんな疑問を解決し、食べさせる際に注意することや効能などについて一緒に詳しく見ていきましょう。
さくらんぼって愛犬に与えても平気なの?
さくらんぼは、犬も食べることができるフルーツです。
実の一粒の重さは、約5gほどですが、愛犬にさくらんぼを与える際の適量は、1日当たり小型犬が11g、中型犬が30g、大型犬が40gと言われています。食べさせることはできますが、いくつかの注意点もあります。
愛犬にさくらんぼを与える場合の3つの注意点とは?
①過剰摂取に気を付けること
②さくらんぼの葉・花・種・未成熟な実は与えないこと
③アレルギーを発症する可能性があるため、様子を見ながら少量ずつ与えること
一つ目は、過剰に与え過ぎないことです。与え過ぎることで肥満や糖尿病など病気にかかる可能性があります。
二つ目は、花や葉、種と未成熟な実を与えないことです。さくらんぼの種や未成熟な実などには毒性があります。与える際には、さくらんぼの種を取り除いて実だけをたべさせてあげましょう。
三つ目は、アレルギーを発症する可能性もあるのでさくらんぼを与える際には、様子を見ながら少量ずつ与えていくことです。
これらの3つの注意点を守って安全に食べさせてあげましょう。
では、どうして愛犬にさくらんぼの種などをたべさせてはいけないのでしょうか。
次は、犬にさくらんぼの種や葉などを食べさせてはいけない理由について説明します。
愛犬にさくらんぼの種や未成熟な実、花や葉を食べさせてはいけないわけ
犬にさくらんぼの種や未成熟な実、花や葉を食べさせてはいけません。
その理由は、種にはアミグダリンという有害物質(青酸配糖体)が含まれているからです。
噛み砕かれた種が体内で分解されることによって青酸毒が発生し、中毒症状を引き起こします。激しい下痢や嘔吐、虚脱やチック症状がおこる可能性があり、最悪の場合は死に至ります。
種が消化管につまり腸閉塞を起こすこともあるそうです。
そして、未成熟な実の中にもアミグダリンは含まれています。
スーパーなどのお店で販売されているさくらんぼは、成熟された実なので食べさせても大丈夫ですが、さくらんぼ狩りに行く際には、未成熟な実などに注意し、さくらんぼの種を抜いて実を食べさせてあげるようにしましょう。
また、花や葉には、香りのもとでもあるクマリンという肝障害を誘発させる成分が含まれており、肝臓に悪影響を及ぼす危険性があるといわれています。
もし、愛犬がさくらんぼの種や未成熟な実などを食べてしまったら、無理に吐かせようとせずに獣医に連絡し動物病院に連れていきましょう。
甘くておいしいさくらんぼを食べさせてあげる際には種や未成熟な実などに注意することが大切です。
与える際に注意することはありますが、さくらんぼを食べることで得られるメリットもあります。では、さくらんぼに含まれている栄養にはどんなものがあるのでしょう。さくらんぼに含まれている栄養素についてみていきましょう。
さくらんぼに含まれている主な栄養素と効果
さくらんぼに含まれている主な栄養素は以下です。
カリウム・鉄・ブドウ糖・リン・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC・べーテカロテン・ミネラル成分など。
愛犬にさくらんぼを与えるとどのような効果や効能があるのでしょうか。
それでは、3つの効果をご紹介します。
1. 皮膚トラブルの改善
さくらんぼには、ビタミンCなどが含まれているため、皮膚や粘膜の健康維持に期待ができます。また、ビタミンCにはストレスへの抵抗力を強めたりする働きもあり、病気にかかりにくくする効果もあります。
2. 血行がよくなる
さくらんぼは、鉄分を多く含んでいます。貧血の予防や血流の改善につながり体が温まりやすくなります。冷え性にも効果的です。
3. 抗酸化作用
さくらんぼには体の酸化を抑えてくれる抗酸化作用の力があります。さくらんぼに含まれているアントシアニンというポリフェノールが老化を抑え、健康的な体を維持してくれます。また、アントシアニンは抗炎症作用、血液をさらさらにするなど効果も期待できます。
「え~!そんなに効果があるの!」と驚いたのではないでしょうか。あの小さな実の中にたくさんの栄養素が詰まっています。
しかし、栄養がいっぱいあるからといってさくらんぼを与え過ぎてしまうと下痢を起こすこともあります。また、さくらんぼには糖分が多いので糖尿病になる可能性も考えられるので食べ過ぎには気をつけましょう。
愛犬と楽しめるさくらんぼ狩り農園
美味しくて甘いさくらんぼを愛犬と一緒に食べることができたら幸せですよね。
最後に、愛犬と楽しめるさくらんぼ狩り農園をご紹介していきたいと思います。
きよしのうえん
山梨県南アルプス市にある農園です。6月1日から6月23日までさくらんぼ狩りができます。
予約制となっているので事前に予約していくことをおすすめします。
【施設概要】
・開園期間:6月1日~6月29日
・場所:山梨県南アルプス市西野1024
・公式サイト:http://www.sakuramomo.com/index.html
・施設の電話番号:090-1559-1436(つながらない場合は090-4099-1706)
Q.ペットは連れて行っていいですか?
A.リードを付けていただければ大丈夫です。
他のお客様のご迷惑にならないようお願いいたします。
畑ですので泥等で汚れる場合があります。ご承知おきください。引用先:きよしのうえんの公式ページ
チェリーガーデン嵐
山梨県南アルプス市にある有機肥料をふんだんに使用した有機栽培と草生栽培を基本とする農園です。
さくらんぼ狩りの期間は6月初旬~6月下旬までの予定で、予約制になっています。
ペットと一緒に入園することができます。
【施設概要】
・開園期間:6月初旬から6月下旬
・場所:山梨県南アルプス市百々3074
・公式サイト:http://www.sakuranbogari-arashi.com/kodawari/index.html
・施設の電話番号:055-285-1896 / 携帯 080-7109-7007
富喜園
山梨県南アルプス市にある農園です。八ヶ岳を眺めながらさくらんぼ狩りが楽しめます。
完全予約制となっています。さくらんぼの種類や特典やイベントがあるところも魅力です。
【施設概要】
・開園期間:6月初旬頃~6月下旬 頃までの予定
・場所:山梨県南アルプス市百々3521
・公式サイト:http://www.fukien.net/faq/index.html
・施設の電話番号:055-285-5787/090-8515-0730
Q: ベビーカーや犬を連れてのさくらんぼ狩りは出来ますか?
ベビーカーは地面が多少でこぼこしていて動きにくいかもしれませんが、大丈夫です。
(ペットに関しましては他のお客様のご迷惑にならなければ大丈夫です。)引用先:富喜園の公式ページ
清澄園
山梨県南アルプス市にある農園です。さくらんぼが大きくて甘いのが特徴です。
また、様々なイベントや食べ放題もあるので愛犬とたのしめながらさくらんぼ狩りができます。
こちらも予約が必要なので、事前にお問合せください。
【施設概要】
・開園期間:6月上旬~6月下旬
・場所:山梨県南アルプス市百々2432
・公式サイト:www.seichouen.com/koutsu/index.html
・施設の電話番号:TEL: 055-285-0067 (日中は畑にいるため繋がりにくいです)
携帯: 090-4844-0090
Q: ベビーカーや犬を連れてのさくらんぼ狩りは出来ますか?
ベビーカーは地面が多少でこぼこしていて動きにくいかもしれませんが、大丈夫です。
(ペットに関しましては他のお客様のご迷惑にならなければ大丈夫です。)引用先:清澄園の公式ページ
まとめ
さくらんぼを愛犬に与える際に3つ注意することがありましたね。
・さくらんぼを与え過ぎないこと
・さくらんぼの葉・花・種・未成熟な実を与えないこと
・アレルギーを発症する可能性があるため様子を見ながら少量ずつあたえること。
今回は、さくらんぼの与え方や効能についてご紹介しました。
甘酸っぱいさくらんぼを愛犬と隣同士で食べれるなんて最高ですよね。
ご紹介したさくらんぼを食べさせる際の注意点を守って安全に仲良く食べましょう。また、さくらんぼは、小さくて食べやすいので愛犬も飼い主さんも食べ過ぎには気をつけましょうね。
そして、愛犬とさくらんぼ狩りを楽しめる農園にぜひ足を運んでみてください。
この記事を読んでさくらんぼを一緒に食べていただき、愛犬と飼い主さんの絆をより一層深めてもらえると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。