犬は牛肉を食べても大丈夫であることをご存知でしたか。
豊富な栄養源を持つ牛肉は犬にとっても体に良いとされています。
しかし与える量や注意点を知らずにあげてしまうと体調不良になってしまうこともあるでしょう。
そこで当記事では与え方や注意点、レシピについて解説していきます。
ぜひ最後まで読んでわんちゃんに牛肉を美味しくそして安全に食べてもらいましょう。
犬に牛肉をあげても大丈夫!与える量やレシピは?
犬は牛肉を食べられます。
ここでは与えていい量やレシピについてみていきましょう。
与えていい量
わんちゃんが1日に食べてもいい牛肉の量は体重の1∼2%程度です。
体重5キロのわんちゃんであれば1日に50∼100グラム程度の牛肉を食べることができます。
ドッグフードなどの主食のカロリーを調整することも忘れないようにしましょう。
50グラムの牛肉をあげるならばその分のカロリーを減らす必要があります。
与える牛肉のカロリーを引いた分の主食をあげるようにしましょう。
牛肉をつかった犬用レシピ
わんちゃん用の牛肉レシピのオススメ動画を2つご紹介します。
牛肉すき焼き
材料
- 牛肉 70g
- 卵 1個
- 豆腐 20g
- えのき 10g
- 白菜 35g
- 昆布 10g
調理時間 15分
参照:YouTube 犬ご飯手作りレシピ|牛肉すき焼きの作り方【もふ飯】
手順も分かりやすく説明された動画です。
ぜひご覧ください。
牛もも肉のステーキ
材料
- 牛もも 100g
- レモン 1/4
- ベビーリーフ 20g
調理時間 15分
参照:YouTube 犬ご飯手作りレシピ|牛モモ肉のステーキの作り方【もふ飯】
ステーキはわんちゃんが喜びそうですね。
ただ焼くだけの簡単レシピですよ。
もっとお手軽に牛肉を!
牛肉が使われたわんちゃん用のレトルト食を2つ紹介します。
犬日和 レトルト ささみと牛肉(80g)
レトルトタイプなのでお手軽に使えそうですね。
商品概要
- 保存料や着色料が使われていません
- 美味しさとヘルシーさを両立した商品
- 肉屋が手掛けた国産品
価格
112 円+送料550円
参照:楽天ビック 2021年5月26日時点
こんな方にオススメ
- まずは手始めに牛肉を試してみたい方
- お得な価格の商品をお求めの方
- 愛犬が好む優しい味付けのものをお探しの方
- いつものドッグフードのトッピングから始めてみたい方
アニモンダ 犬用 グランカルノ アダルト 牛肉(400g)
本格的な牛肉の缶詰です。
商品概要
- ドイツ製
- 栄養価の高い肉を使用
- 調味料不使用
- 生肉に近くわんちゃん好みの味
価格
593円 +送料730円
参照:楽天市場 2021年5月26日時点
こんな人にオススメ
- お手軽に本格的な牛肉を食べさせたい方
- 生肉に近い商品をお探しの方
- 信頼できるメーカーのものをお求めの方
- 食いつき重視でお探しの方
・与えていい牛肉の量は体重の1∼2%
・手作りごはん初心者のうちは簡単なレシピを選ぶと良い
・レトルトや缶詰商品から牛肉を始めてみるのもオススメ
犬に牛肉をあげる注意点は?
犬に牛肉をあげる注意点について解説します。
牛肉アレルギーに気を付ける
もともと牛肉にアレルギーがある子は言うまでもなく与えてはなりません。
牛肉アレルギーを起こすと以下のような症状が出ます。
- 体を執拗にかゆがる
- 下痢や嘔吐
- 腹痛
- 元気がなくなる
これらの症状が食後に見られたらアレルギーを起こした可能性があります。
食後は体調に異変がないか観察してあげてくださいね。
もしも異変が見られたら自己判断せずに病院に連れて行ってあげましょう。
受診の際には、
- 食べた物と量
- 牛肉の部位
- 食べた時間
など詳しく伝えるようにしましょう。
さらに下痢や嘔吐をした場合、排泄物や吐しゃ物は診断材料になるので持参すると良いですね。
また食物アレルギーは血液検査で調べることができます。
心配な方は与える前に獣医師に相談してみてはいかがでしょうか。
骨や脂は取り除く
お肉の骨は噛むことで鋭利になり口内を傷つけてしまう恐れがあります。
また脂の塊は喉に詰まらせてしまうかもしれません。
さらに脂は高カロリーです。
骨や脂がないか確認してから与えるようにしましょう。
小さくカットする
食べやすいように小さくカットしてあげましょう。
わんちゃんは食べ物を噛まずに丸呑みすることもよくあります。
大きすぎるお肉だと気管に詰まらせてしまうことも。
安全に食べてもらうためにもわんちゃんに合った小さめのサイズにカットすることをお忘れずに。
肥満に気を付ける
食べても良いからといって過度に与えるのは避けましょう。
与えすぎは肥満の原因となります。
特に牛肉はカロリーの高い食材です。
適量を守り健康な食生活を心掛けましょうね。
・アレルギーに気を付ける
・骨と脂を取り除く
・小さく切ってあげる
・肥満に注意
犬のごはんは牛肉だけでもいい?
犬にとって牛肉が体にいいからと言って牛肉だけしか与えないのはダメです。
理由について説明します。
犬は雑食動物
わんちゃんは肉食と思っている方も多いのではないでしょうか。
しかしわんちゃんは雑食です。
お肉だけでは栄養が偏ってしまうでしょう。
さまざまな栄養素を摂る必要がある
雑食のわんちゃんは肉だけでは必要な栄養素を補うことができません。
牛肉は高タンパク、高エネルギーな食材です。
しかしその他にもわんちゃんは脂肪やミネラル、ビタミンを取る必要があります。
これらも牛肉に含まれているかもしれませんが牛肉だけでは不足しがちでしょう。
・わんちゃんも様々な食材から栄養を摂る必要がある
・1つの食材からでは完全な栄養は取ることができない
・栄養バランスの良い食生活を送らせてあげることが大切
犬に牛肉をあげる場合は焼く?生肉はダメ?
犬に牛肉をあげる際は基本的には加熱したものをあげるようにしましょう。
加熱調理のポイントは以下です。
- 焦がさないように焼く
(焦げは犬にとって有害) - 少量であれば油をひいてもOK
- 茹でたり蒸してあげても良い
- 味付けはしない
- モモや肩ロースなどの赤身で脂の少ない部位がオススメ
生肉はダメ?
わんちゃんは生肉を食べることはできます。
しかしその生肉は新鮮であることが第一条件です。
スーパーのチルドコーナーにあるお肉は生食させると細菌によって食中毒を起こすリスクがあります。
また生肉を食べたことのない子にいきなり与えると下痢などの体調不良になることも。
リスクを冒してまで初心者が生肉を与える必要はないでしょう。
とはいえ生肉には生のまま酵素や栄養素を取り入れられるといったメリットもあります。
市販されているお肉であれば冷凍されているものの方が良いでしょう。
より安全なのは犬用の生肉を選んであげることです。
・犬にあげる牛肉は加熱しよう
・生肉をどうしてもあげたい場合は犬用を選ぼう
牛肉はどの年齢の犬でも食べられる?子犬や老犬は?
どの年齢の犬でも体に合っていて適切な与え方をすれば牛肉を食べることができます。
子犬
子犬は多くのエネルギーを必要としています。
栄養豊富な牛肉は子犬の栄養源となるでしょう。
詰まらせないようにペースト状にしたり刻んであげてトッピングにすると良いですね。
食べ慣れないものをいきなり与えず少量ずつ様子を見ましょう。
しかし初心者の方は無理に与えずドッグフードメインの食生活で大丈夫です。
欲しがるからと言って与えすぎると偏食になってしまうので注意しましょう。
老犬
食欲が低下してきたシニアのわんちゃんに牛肉はピッタリです。
風味や香りが食欲をそそります。
また高タンパク、高エネルギーなので少量でも体力をつけるのに適した食材でしょう。
しかし歯が衰えている老犬に牛肉は固すぎるかもしれません。
歯を傷つけたりする恐れがあります。
食べやすいサイズに切ってあげましょう。
牛肉はどの年齢でも食べることができるが注意点に気を付ける
関連記事
わんちゃんが牛肉を食べれることが分かりましたね。
それでは豚肉はどうなのでしょうか。
わんちゃんが豚肉を食べれるのかについての記事も合わせてご覧ください。
まとめ
- 犬に与えていい牛肉の量は体重の1∼2%
- 簡単にできる牛肉の犬用レシピもオススメ
- アレルギーなど注意点に気を付ける
- 牛肉だけで必要な栄養を摂ることはできない
- 生肉は避け加熱調理してあげると良い
- 子犬から老犬まで食べることができる
いかがでしたでしょうか。
わんちゃんにとって牛肉は体に良い食べ物です。
だからといって過度にあげることや牛肉だけの食事は避けましょう。
栄養バランスの取れた食生活を心掛け愛犬の健康を守ってあげてくださいね。
また特別な日に牛肉でお祝いするのも良いですね。
メリハリのある食事でわんちゃん自体の気分転換になるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。