「ワンちゃんに〇〇を与えてもいいの?」「ウチのコが〇〇を食べちゃったんだけど大丈夫?」いずれも愛家の方からよく聞く声です。

たしかに、「人間の食べ物を犬に与えてはいけない」ということもありますよね。

そこで、この記事では日本人のソウルフードである『お米』に焦点を当てて「果たしてワンちゃんにお米を与えてもいいのか?」そして「ワンちゃんとお米に関するあれこれ」についてまとめてみました。

正しい知識を得て、気持ちのいいワンちゃんとの暮らしを送りましょう!

それではご覧ください。

ワンちゃんにお米を与えてもいいの?

結論から言うと、ワンちゃんにお米を与えても大丈夫です!

実際、ドッグフードが普及していなかった頃は、食卓で残ったご飯に味噌汁をかけたものをワンちゃんに与えることが一般的に行われていたようです。


まさるまさる

たしかに映画やアニメで見たことのある光景だ!


また、お米にはワンちゃんの健康の増進に役立つ栄養素が含まれています。最近では、市販のドッグフードやおやつの材料としてお米が使われていることもあるようです。

ここからは、「お米にはどんな栄養素がふくまれているのか」そして、「その栄養素はワンちゃんのからだでどんな働きをするのか」をみていきましょう。

栄養満点!? ワンちゃんにお米を与えるとこんなに良いことが!

「ワンちゃんの健康に役立つ!」そんなお米に含まれる主な栄養素は以下のようになっています。

お米に含まれる主な栄養素
  • 炭水化物
  • たんぱく質
  • ビタミン
  • 食物繊維

こうして見てみると、お米には私達のからだにも欠かせない栄養素がたくさん含まれていることが再確認できますね。

それでは「お米に含まれているこれらの栄養素がどうワンちゃんに良いのか」をそれぞれ確認してみましょう。

エネルギーの源となる!【炭水化物】

炭水化物はワンちゃんにとって、エネルギーの源です。 ワンちゃんに必要なエネルギー分のカロリーを他の栄養素で取ろうとすると、ワンちゃんの体の負担になってしまいまうため、ワンちゃんにとって炭水化物は必須の栄養素といえます。

あきこあきこ

ワンちゃんのエネルギッシュな可愛さはここからきているのね!


まさるまさる

炭水化物に感謝!

からだをつくる!【たんぱく質】

たんぱく質は筋肉や血液、臓器や皮膚など、からだの必要な組織をつくるために必須の栄養素です。

やっぱり必要!【ビタミンB1B2】

ビタミンB1B2はからだをつくったりエネルギー源になるわけではないですが、「たんぱく質」や「炭水化物」がエネルギーに変わるのをサポートする必要不可欠な栄養素です。

とくにお米に多く含まれるビタミンB1B2は水に溶けやすい「水溶性ビタミン」と呼ばれます。必要量以外は尿などで排出されてしまうため、不足に注意が必要となります。

腸を整える!【食物繊維】

食物繊維はワンちゃんの腸内環境を整えてくれます。

人間の腸は第二の脳といわれますが、ワンちゃんにとっても腸内環境を整えることは大切なことです。腸内環境を整えることは、免疫力の向上・便秘の改善・毛玉の減少に繋がります。

あきこあきこ

それってつまり、よりワンちゃんが健康で美しくなるってことね!

ワンちゃんにお米を与える際はココに注意!

ここまでで、お米がワンちゃんの健康の維持に良い食材だということが確認できましたね。しかし、いくら「お米がワンちゃんの健康にとって良い」とは言っても、ワンちゃんにお米を与える際にはいくつかの注意点があります。

与え過ぎはNG!

ワンちゃんにお米を与える際は、大量に与えすぎないようにしましょう。

糖質を多く含んでいるお米をたくさん与えすぎることは、ワンちゃんの肥満につながってしまいます。

判断が難しいところではありますが、「ワンちゃんの大きさに合わせた量を与えること」「ワンちゃんの食べる様子を観察して、適宜与える量を調節していくこと」が大切になります。

まさるまさる

食べ過ぎはよくない!

万が一も・・ アレルギーに気をつけよう!

小麦などの他の穀物に比べ、ワンちゃんがお米にアレルギー反応を示すことはあまりないとされています。ワンちゃんが病気になってしまった時の療養食では、主なタンパク源としてお米を使ったものが多くあるほどです。

ですが、「もしも・・」は突然起こるもの。

ワンちゃんに初めてお米を与える際は、まず少量を与えて体調の変化がないかをしっかりと見てあげましょう。

ショップ店員ショップ店員

ワンちゃんは喋れないですからね


まさるまさる

僕らが気づいてあげないと!

適温をこころがけよう!

ワンちゃんにお米を与える際はワンちゃんが美味しいと感じる適温(38℃~40℃)をこころがけましょう。

「やっぱりご飯は炊きたてに限るよね~」なんて人間と同じ感覚で与えるとワンちゃんが火傷をしてしまう可能性があります。

ご飯を与える前にワンちゃんの気持ちになって「このご飯はアツアツすぎないか?」と確認してみてくださいね。

まさるまさる

意外と猫舌なんだね


あきこあきこ

犬なのにっ!

お米を使った手作り料理【3選】

世の中にはお米を使ったワンちゃん用の手作り料理がたくさんあります。今回はそのなかから個人的に「ワンちゃんの健康によさそう・おいしそう」と感じたものを3つ紹介させていただきたいと思います(笑)

30分で作れる絶品お粥!

【レシピの成り立ち】室内犬のダックスに元気がなく、ご飯も食べなかったので、元気を出して欲しくてあげました。
あげてから、すぐに食べ翌日からドックフードも食べるようになったので、投稿してみました。
元気がないワンちゃんに是非あげてみてください。

出典・レシピはこちらへ→cookpad「30分で作れる絶品お粥(犬も食べれます)」

サラリとしたお粥は、わんちゃんの体調不良時や夏バテ時の栄養補給に最適です。 

煮込み具合によって、食べやすい柔らかさに調節することもできるワンちゃんにやさしい料理といえます。ワンちゃんの好きなお肉や野菜、果物なんかをアレンジとしてくわえるのも楽しいかもしれませんね。

まさるまさる

やっぱり困ったときはお粥だね

牛肉のリゾット!

時にはちょっと贅沢に♪嗜好性の高い牛肉入り和風リゾット。白米の約5倍の栄養ある玄米フレークで作ります。

出典・レシピはこちらへ→cookpad「犬ご飯・牛肉のリゾット」

良質なたんぱく質を含む牛肉をつかったリゾットです。デトックス効果や老化防止効果のある玄米を用いているのもポイントですね。

普段のちょっとした贅沢として、ちょうど良さそうなメニューですね。

米粉とさつまいものパンケーキ

 

愛犬用のおやつ。サツマイモを使ったヘルシーおやつ。小麦アレルギーでも可。具材を変えてアレンジしてもOK。簡単美味しい!

出典・レシピはこちらへ→cookpad「犬おやつ 米粉とさつまいものパンケーキ」

小麦を使ったものに比べ、米粉をつかったおやつはアレルギーの心配が少なく安心してワンちゃんに与えることができそうですね。

また、米粉ってとても腹持ちがいいんだとか。これほどワンちゃんのおやつに向いているものは他にないかもしれませんね。

まとめ

いかがでしょうか。まず「ワンちゃんにお米を与えて良いのか」といった疑問から始まり、「お米に含まれる栄養素とワンちゃんのからだでの働き」についてみていきましたね。

お米に含まれる栄養素とワンちゃんのからだでの働き
  • 炭水化物→エネルギーの源となる
  • たんぱく質→からだをつくる
  • ビタミン【B1B2】→他の栄養素のサポート
  • 食物繊維→腸内環境を整える

お米が栄養満点で、ワンちゃんのからだに必要な栄養素を沢山含んでいることがわかりましたね。しかし、こんな栄養満点のお米にも、ワンちゃんに与える際の注意点がいくつかありましたね。

ワンちゃんにお米を与える際の注意点
  • 量を与えすぎない
  • 万が一のアレルギーに注意
  • 適温をこころがける

そして、お米をつかったワンちゃん用の手作り料理を紹介させていただきました。ここで紹介させていただいたもの以外にも、素晴らしい料理やレシピがたくさんあるのでワンちゃんと一緒にいろいろ試してみるのも楽しそうだなと感じます。

この記事を読んで、ワンちゃんとの暮らしをよりよいものにしていただければ幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。