魚肉ソーセージはお手軽で美味しい食材の1つです。
そして、犬が好きそうな匂いや味をしていますよね。
そんな魚肉ソーセージ、犬にあげても良いのでしょうか。
わんちゃんに食べさせたいけど、少しならいいかな?
どうしよう!
目を離した隙に、わんちゃんが包装ごと食べ尽くしてしまった。
そんな方のために、当記事では、わんちゃんが魚肉ソーセージを食べれるのかについて書いていきます。
ぜひ最後まで読んで、愛犬の食生活にお役立てください。
犬に魚肉ソーセージをあげてもいい?
結論から言いますと、あげない方がいいです。
少しだけなら大丈夫といった意見も見られますが、自己判断は危険でしょう。
ここで、魚肉ソーセージの成分と、あげてはいけない理由を紹介していきます。
やっぱり、犬に魚肉ソーセージはあげない方がいいのね!
人間には美味しいけど、犬からしたら、味が濃そうだもの。
犬が食べているものは、人間からしたら味が薄いものだよね。
犬にとって塩分は良くないのかな?
いいところに気が付いたね。
犬にとって塩分は気を付けなければいけないものなんだ。
これから、魚肉ソーセージの注意点について説明していくよ!
犬が注意すべき魚肉ソーセージの成分
成分で注意すべきは以下です。
- 塩分
- 酸化防止剤
- 玉ねぎなどの中毒を起こす野菜の含有
- スパイス
1つずつ見ていきましょう。
塩分
人間同様に、わんちゃんも塩分の摂りすぎは体に悪影響を及ぼします。
人間よりもはるかに体の小さいわんちゃんでは、1日に摂取して良い塩分量がとても少ないでしょう。
1日の塩分摂取目安は、小型犬で約100mg、大型犬で1,5g程度で、魚肉ソーセージの塩分量は、100グラムあたり約800mgも入っています。
大型犬でしたら大丈夫に感じますが、主食のドッグフードとの兼ね合いを考えると、やはり塩分は過多であると言えるでしょう。
わんちゃんが塩分を摂りすぎることのデメリットは、これも人間同様に成人病へのリスクです。
糖尿病、高血圧、心臓病、腎臓病などです。既に上記のような疾患を持っている子や、高齢のわんちゃんの塩分過多は、特にリスクが高いので避けるべきでしょう。
犬にとって塩分のリスクは高いんだよ。
塩分の摂りすぎで、肥満や成人病になってしまうわんちゃんも多いんだよ。
それは私たち人間と一緒ね。
犬も食生活を管理してあげないといけないね。
酸化防止剤
わんちゃんが絶対に酸化防止剤を摂取してはいけない、ということではありません。
ドッグフードにも酸化防止剤は使われています。
これらは、天然由来のものであったりペットの安全に考慮されたものがほとんどです。
しかし、人間用の食べ物である魚肉ソーセージをわざわざわんちゃんに与える必要はありません。
魚肉ソーセージには、酸化防止剤のほかにも様々な添加物が入っています。
旨味成分の調味料などですね。
わんちゃんにこれらは必要ないはずなのでできるだけ、このような添加物は避けた方が良いでしょう。
添加物の問題は気になるよ。
大切な愛犬に、あえて体に悪いものをあげる必要はないしね。
そうだね。
ただ、添加物が致死量入っているというわけではないから、そこは飼い主さんの考え方次第にもなってくるんだ。
玉ねぎなどの中毒を起こす野菜の含有
魚肉ソーセージの成分表示で、野菜エキスもしくは野菜パウダーという文字を見かけたことはありませんか。
これらには、わんちゃんが中毒を起こす玉ねぎが入っている可能性があり、非常に危険です。
玉ねぎ以外にも、にんにくや唐辛子などの犬にとって良くない食材が含まれているソーセージもあります。中毒を起こす食材は、少量であっても犬が重篤になるリスクが高いでしょう。
わんちゃんの命を脅かすことにつながるため、危険な食材には要注意しなければなりません。
魚肉ソーセージに玉ねぎが入っている可能性があったなんて知らなかった。
野菜エキスって犬にとって危険ね。
そう。
あまり目立たない成分表示だけど、犬にとって危ない食材が入っていることもあるから、注意して確認する必要があるんだよ。
スパイス
魚肉ソーセージには、シナモンやコリアンダーなどの香辛料などのいろいろなスパイスが入っています。
これらは、わんちゃんにとっては刺激物であり負担となってしまいます。
スパイスの他にも、ナンプラー(魚醤)などもあまり良くないでしょう。
わんちゃんに、スパイスが必要ないことは想像つくかと思います。
刺激物によって、お腹を壊したり、胃腸に負担をかけることになってはかわいそうですよね。
香辛料か!
それは犬に良くなさそうだよ。
こうして見ると、魚肉ソーセージに限らず、人間用の食べ物いろいろな原料が混ぜ合わさっていることが分かるね。
これによって、旨味であったり、保存がきくように工夫されているんだよ。
でも、それらは犬にとっては必要ないってことだもんね。
むしろ悪影響なんだ!
魚肉ソーセージのデメリット
塩分過多
前章で紹介した通り、わんちゃんにとって塩分が多すぎます。
塩分過多は、体に負担になるほか、成人病のリスクとなるでしょう。
僕たち犬は、塩分に気を付けないと!
高カロリー
魚肉ソーセージは、わんちゃんにとっては高カロリーと言えます。
わんちゃんの間食の適量は、1日の摂取カロリーの10∼20%ほどです。
1日に500㎉摂取するわんちゃんであれば、おやつは50~100㎉程度が理想でしょう。
魚肉ソーセージは100gで約160カロリーです。
わんちゃんのサイズにもよりますが、魚肉ソーセージは高カロリーな食材に間違いないでしょう。
犬が食べれるおやつの量って、こうやってみると少ないものね。
きちんと管理してあげないとね。
犬の食事の基本はドッグフードだからね。
食べたがるという理由で、おやつをあげすぎるとすぐに太ってしまうんだ。
含有成分が良くない
人間用の魚肉ソーセージには、さまざまな成分が入っていることはお伝えしてきました。
添加物、化学調味料、玉ねぎなどの中毒を起こす食材、スパイス。
これらは、わんちゃんにとって体に良くないです。
そして、基本的には人間用に作られているので、わんちゃんには必要のない成分と言えます。
人間用の食べ物は色んな成分が入っているんだね。
犬が食べると危険なものもあるから、注意しなきゃ!
嗜好性が強い
匂いが強く、塩分が多い食べ物はわんちゃんには嗜好性が強すぎるでしょう。
いつもドッグフードや味の薄い食材を食べていたわんちゃんが、魚肉ソーセージを1度食べるとやみつきになってしまいます。
そのため、偏食になっていつものフードを食べなくなってしまうかもしれません。
魚肉ソーセージだけでなく、ジャーキーやサラミのようなものも犬からしたら嗜好性が強いと言えるんだ。
これらは量に気を付けてあげないと、いつものごはんを食べなくなったり、おやつを要求するようになるから注意してあげよう。
魚肉ソーセージの成分は、わんちゃんに良くない。
デメリットからリスクが高い。
そのため、わんちゃんに魚肉ソーセージはあげない方が良い。
魚肉ソーセージの注意点
包装に注意
魚肉ソーセージには、独特のビニール包装がされていますよね。
金具がついているものもあります。
わんちゃんが包装ごと魚肉ソーセージを食べてしまった場合、消化器官内で詰まらせてしまうかもしれません。
ビニールや金具、プラスチックの外封など、魚肉ソーセージの包装はわんちゃんが食べてしまうと危険です。
取り扱いには十分注意しなければなりません。もしも、愛犬がこれらの包装を食べて具合が悪くなってしまったら、すみやかに病院に行く必要があるでしょう。
盗み食い
飼い主さんの目を盗んで、愛犬が魚肉ソーセージをたくさん食べてしまうこともあるかもしれません。
もしもわんちゃんが、過剰摂取すると危険な場合もあります。
塩分過多だけでなく、体内や喉に詰まらせてしまうこともあるでしょう。
わんちゃんは量の加減はできません。
あるだけの魚肉ソーセージを食べてしまった場合、危険な状態に陥る可能性もあるでしょう。
犬を飼っていると、盗み食いには注意しないとね。
気を付けてあげないと、知らないうちに危険なものを口にすることもあるもの。
そうなんだよ。
魚肉ソーセージのビニールや金具を食べてしまったら大変だよ。
アレルギー
魚アレルギーを持っている子には、特に危険な食材です。
絶対にあげてはいけません。
魚アレルギーがなくても、突発的にアレルギーを起こすことも考えられます。
犬がアレルギーを起こすと、重症になることもあって危険なんだ。
もしも、人間用の食べ物をあげたら、食後はアレルギー反応が出ないか確認してあげよう。
魚肉ソーセージの包装は犬が食べると危険なため、管理に気を付けなければならない。
大量摂取は、死亡につながる重症に陥るケースもあり注意が必要。
犬用ソーセージを与えよう!
犬用に作られたソーセージであれば、安全で手軽に食べさせることができます。
愛犬にも美味しい食べ物を楽しんでもらいたい人にはオススメです。
犬用ソーセージを食べる可愛いわんちゃんの動画をお楽しみください。
ここで犬用ソーセージのオススメを2つほど紹介します。
商品紹介 ①ドギーマン 鶏肉ソーセージ
わんちゃん御用達のメーカー、ドギーマンの商品。
毎日のおやつにピッタリ。
価格
- 楽天 481円(送料無料)
- Amazon 540円(送料無料)
- Yahoo 144円(送料590円 東京都)
2021年5月11日時点
メリット
- わんちゃんの好きなチキンで食いつきが良い。
- 安価でお買い得。
- 信頼できるメーカー「ドギーマン」の商品。
- 個包装タイプで便利
デメリット
- 原産国が中国。
- 添加物などを気にする飼い主には不向き。
- 鶏肉アレルギーの子には与えられない。
商品紹介 ②ハミングドッグ もぐもぐソーセージ
安心安全の国産のおやつ。
特別なおやつにピッタリです。
価格
- 楽天 742円(送料550円)
- Amazon 販売なし
- Yahoo 742円(送料 東京都550円)
2021年5月11日時点
メリット
- ソフトタイプなので歯の弱い老犬にも与えやすい。
- 食の細い子にはトッピング用としてもオススメ。
- 安心の北海道産の原料でできている。
- プレゼントにも喜ばれそうな商品。
デメリット
- 毎日のおやつとしては高価である。
- 購入先がネットショップなど限られる。
- 1歳未満の子犬には与えられない。
犬用ソーセージもいろいろな種類があるのね!
愛犬が喜びそうなものを選んであげるのも楽しそう。
犬用だからといって、与えすぎには気を付けましょう。
与えすぎは肥満の元です。
のどに詰まらせることのないよう、飼い主さんの管理の下食べさせてあげましょう。
こちらの記事もオススメ。
犬は魚を食べてもいいのでしょうか。
気になる方はこちらからご覧ください。
まとめ
- 犬に人間用の魚肉ソーセージはあげない方が良い。
- 成分や注意点から食べさせるにはデメリットが多い。
- 犬用ソーセージをあげよう。
いかがでしたでしょうか。
犬には人間用の魚肉ソーセージをあげることは、健康面からリスクが高すぎますよね。
愛犬にはいつまでも健康でいてほしいものです。
そのためには、安心安全の食生活を送らせてあげることが大切でしょう。
なるべく犬用の食材を選んであげると良いですね。
美味しく安全な犬用ごはんで、わんちゃん自体も食事を楽しみリフレッシュできることでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。