先日たまたまSNSで、飼い犬にスイカを食べさせている動画を見ました。そこでふと、「犬にスイカを食べさせていいの?」という疑問が浮かんできました。
だって、人間の食べ物を犬に与える際には、いろんな注意点があったりしますよね?
ところで夏のフルーツといえば、スイカを思い出すのは私だけではないと思います。暑い日に、冷蔵庫でスイカが冷えていたらめちゃくちゃ嬉しくて「今日もいちにち頑張ってよかった!」と心が踊るものです。
そこで、そんな小さな幸せを、愛犬とシェアして良いものかどうか調べてみました。
犬にスイカ、与えてもよいのか。
基本的にスイカは、犬に食べさせても問題ない食べ物のひとつです。
犬って人が何か食べていると、必ずと言っていいほど「ちょーだい!くれ!!くれ!!!」と寄ってきませんか?犬もスイカの美味しそうな甘いにおいに誘われて、食べたい気持ちが抑えられなくなってしまうんでしょうね。
夏の暑い日には、甘くてみずみずしいスイカは何ともいえない美味しさです。これから夏は愛犬といっしょに、スイカを楽しんでみるとよいでしょう。
今度スイカを買ってきたらマシュにも分けてあげようね〜!
アリガト〜!
ただし、犬にスイカを与える際には気をつけなければならない点があります。
犬にスイカをあげるときの4つの注意点
犬に人間の食べ物を与える際には、守らなければならない注意点がありますね。スイカの場合もそのような注意点がありますので確認していきましょう。
注意点①犬に与えるスイカの量
スイカは他のフルーツに比べると、比較的ではありますが糖分が少なめの果物です。しかし、与えすぎは肥満の原因になったり、お腹をこわしてしまうこともあります。
〈体重ごとの犬に与えても良いスイカの量〉
犬の体重 | スイカの量 |
3kg | 32g
(2cm角で約2.5個) |
5kg | 48g
(2cm角で約3.5個) |
10kg | 80g
(2cm角で約6個) |
15kg | 110g
(2cm角で約8.5個) |
グラム数と、2cm角のキューブ状にカットした場合の個数で表記しましたが、意外と少ない量だなぁ、と感じている方も多いのではないでしょうか?
例えば体重5kgの犬の場合、与えてもよいスイカの量は2cm角のキューブでおよそ3.5個分になります。もしも人間が食べたなら、ひと口かふた口で食べ終わってしまう量ですね。
もっとたくさん食べさせたくなる気持ちもわかりますが、人間と犬では根本的に体の大きさが違います。5kgという犬の体重は、人間の成人体重のおよそ10分の1ほどだということを忘れずに、与える量はしっかりと守りましょう。
何でも食べ過ぎは体に良くないってことね。
注意点②犬に与えるスイカの温度
暑い夏に食べる、キンキンに冷えたスイカってとっても美味しいですよね。しかし犬にスイカを与える際には、常温のスイカを与えるようにしましょう。
スイカの成分の大半は水分です。冷えたスイカを与えることで体が冷えてしまったり、お腹をこわして下痢をしてしまう可能性があります。
犬にスイカを与える際には、常温のものを決められた量だけ与えるようにしましょう。
スイカって冷えてるのが美味しいけど、犬には常温がいいんだね。
注意点③犬にスイカアレルギーがないか
中にはスイカにアレルギー反応を起こしてしまう犬もいます。犬にスイカを与える場合には、ご自分の愛犬にスイカアレルギーがないか、良く注意して見てあげましょう。
- 下痢(げり)
- 嘔吐(おうと)
- 皮膚のかゆみ
- 目の充血
その際に気をつけたいのは、初めて愛犬にスイカを与える際には、少量ずつ食べさせて様子をみるということです。
そして体を痒がったり、下痢や嘔吐などの症状が見られないかを十分に確認してみましょう。それで問題ないようであれば、体重に合った分量のスイカを、常温で与えるようにすると良いでしょう。
スイカにもアレルギーがあるのかぁ。
注意点④犬にスイカの種や皮を与えない
スイカの種や皮は固いので、消化不良を起こす可能性があります。消化不良を起こすと下痢や嘔吐という症状がでたり、ひどい場合には腸に詰まってしまい腸閉塞になる可能性もあるのです。
犬は人間のように、食べながら上手に種を出すということができません。基本的にはほとんど丸飲みをしてしまうような食べ方をします。
少し手間はかかりますが、犬にスイカを与える際には種と皮をはずして、ひと口サイズにカットした状態で与えるようにしましょう。
他にも、犬に人間の食べのもを与える時に注意したいこととは?こちらの記事もご覧ください。
[keni-linkcard url=”https://dog-college.com/inu-tapioka/” target=”_blank”]
スイカってほとんど水分なイメージだけど、どんな栄養があるのかしら?
マシュと僕らの健康のためにも知っておいたほうがいいかもね!
水分と糖分だけというイメージのスイカですが、こんな栄養素が含まれているのです。
犬にも良いスイカの5大栄養素
それでは美味しいだけじゃない!スイカに含まれる主な栄養素をご紹介します。
ビタミンA
スイカに含まれるビタミンAは、脂溶性ビタミンという油に溶ける性質のビタミンのひとつです。抗酸化作用があり、皮膚の健康を保ったり老化防止をする働きがあります。
老化防止に効果?!わたしもスイカをたくさん食べよう!
ビタミンC
ビタミンCは、主に疲労回復や免疫力をアップする効果があります。特にシニア犬になると、食欲が落ちてきてビタミン不足の状態になることもあります。
暑い夏には、ビタミンCの補給のためにスイカを取り入れるのもよいでしょう。
疲労回復の効果もあるんだね、ビタミンCって!
シトルリン
アミノ酸の一種であるシトルリンは、血行を促進する働きがあります。そればかりか、血管そのものを強くする働きまであるので、積極的に摂取したい栄養素のひとつです。
血管を強くすると体が丈夫になるっていうわよね。
リコピン
トマトに含まれることで有名なリコピンですが、スイカのあの赤い色は、実はリコピンの色だってご存知でしたか?
リコピンは活性酸素の働きを抑えて、老化防止をしてくれる働きがあります。また肥満を防止する効果もある、体にとって嬉しい働きをしてくれる成分なのです。
リコピンも老化防止なんだ〜犬も人間も若々しく健康なのがいちばんだよね!
カリウム
利尿作用のあるカリウムは、体から塩分を排出する効果があります。また、疲労回復の効果もあるので、暑い夏などの暑さでぐったりしてしまう時には役立つ栄養素となります。
カリウムは摂取しすぎることによって、高カリウム血症になる恐れがありますが、犬に与えるスイカの量を守っていれば特に問題ありません。
カリウムも疲労回復の効果があるのか〜スイカって夏にはぴったりのフルーツなんだね!
「スイカ好きな犬の紹介」SNSチェック!
食欲のない時の栄養補給に
https://twitter.com/byakkokensya/status/1149100807062560768
こちらのワンちゃんは、連日の暑さと湿度で3日間も食欲が無かったようですね。しかし、飼い主さんが機転をきかせてスイカを与えてみたところ、数日ぶりに食欲が出たとのことです。
スイカを与える量は限られていますが、このワンちゃんのように何日も食欲が無かった時などにはスイカなどのフルーツはお助けアイテムになりますね!
スイカに釘付けの犬たち
https://twitter.com/Bz178mtmt/status/1146770060742021120
こちらのワンちゃん達、飼い主さんがスイカを食べようとしているところをジ〜っと見つめています。
「アタシ達にもくれるの?どうなの?!」という心の声が聞こえてきそうですね!果たしてこの飼い主さんは、この後ワンちゃん達にスイカを分けてあげたのでしょうか?気になるところです!
【番外編】スイカが好きすぎてたまらないならコレ
スイカのスカーフしてるわんちゃん❤️可愛さ半端ない! pic.twitter.com/0AvCstQ68x
— 可愛い犬❤大好き❤ (@dogsukisukidog) July 13, 2019
スイカは食べて美味しいだけではなく、見た目もかわいいフルーツだと思いませんか?
緑と黒のストライプ模様の皮に、中を割ってみると真っ赤な果実に黒いドットの種、こんなビビットなカラーのフルーツをファッションに応用しない手はないですね。
そんなスイカラバーの飼い主さんにおすすめなのが、愛犬用スイカファッションです。洋服だけでなく、ペット用のおもちゃもあるのでぜひご利用してみてください。
・まんまるフルーツ スイカ(1コ入) 210円
まとめ
スイカは、いくつかの注意点を守れば犬に与えても良い食品だということがわかりました。
- 与える量をまもる
- 常温のスイカを与える
- スイカにアレルギーがないか注意する
- 種や皮を与えない
スイカに限らず、人間の食べ物を犬に与える際には気をつけなければならないことがあります。アレルギーなどについては、食べさせてみなければわからないことも多いですので、少量ずつ与えて注意深く観察するなどが必要となります。
愛犬と楽しく食べ物をシェアできるというのは、飼い主としてもとても幸せな瞬間ですね。いつまでも健康で長生きをしてもらえるように、たくさんの愛情を注いであげたいものです。
皆さんと愛犬の健康な生活を応援しています。最後までお読みいただき、ありがとうございました。