愛犬の爪を切ろうとしたら嫌がったり、怖がったり、怒ったりしませんか?

わたしの愛犬マシュ君もとても嫌がります。爪切りに対する不安や恐怖などの原因を取り除いてあげることができれば、スムーズに爪切りをおこなうことができますよね。

また、飼い主さんも爪切りの際に、「愛犬が痛がったりしないかな」や「血が出てきたらどうしよう」など心配になりますよね。

どうやら、犬の爪切りにはやり方やコツがあるみたいなのです。今回は、愛犬の爪切りに対する不安を取り除き、正しい爪切りのやり方やコツについて一緒に見ていきましょう。

爪切りの前に準備するもの

愛犬の爪切りを行う場合は、人間用の爪切りではなく専用の爪切りでおこないましょう。

それでは、犬の爪切りを始める前に必要な道具を準備しましょう。

犬の爪切りに必要な道具

・犬専用の爪切り(ギロチンタイプ/ニッパータイプ/電動タイプ)

・ヤスリ

・止血剤

・ガーゼ

犬専用の爪切りには、3つのタイプがあります。

【ギロチンタイプ】

一般的に使われているタイプです。空洞の中に爪を通し、刃をスライドさせてカットします。巻き爪には不向きです。

【ニッパータイプ】

はさみのように握れる形で、ギロチンタイプより切れ味がいいです。切り過ぎてしまうこともあるので注意が必要です。

【電動タイプ】

電動タイプは、少しずつ爪を削っていくことができます。切る長さの調節が難しい人向けです。また、ヤスリとしても使えます。

また、ヤスリは、爪切りをした後に使用します。爪を切った後は、角が残っていることが多いのでヤスリをかけて角をなくしてあげます。そうすることで、カーペットなどに引っかからなくなります。

止血剤とガーゼについては、爪切りを切り過ぎて血が出たときに使います。血が出た際は、ガーゼでふき取ります。その後、出血している箇所に止血剤をつけて止血処置をおこないましょう。

あきこあきこ

まずは、爪切りの準備をしっかりおこなうわ


マシュマシュ

犬用の爪切り使ってね

犬の爪切りのやり方

それでは、爪切りのやり方を学んでいきましょう。また、動画も一緒に見ていただけるとわかりやすいと思います。

犬の爪の構造を知る

はじめに、犬の爪の構造を知ることで愛犬に痛い思いをさせずに爪を切ることができます。

犬の爪の構造~ポイント~

・犬の爪には、血管と神経が通っている。

・犬の爪は、筒状でカーブしながら伸びる。

・犬の爪の色には、白色と黒色がある。

犬の爪には、血管と神経が通っています。爪をきりすぎてしまうと出血する原因は、爪に血管がとおっているからなのです。また、根元に近づけば神経が通っているので、爪を切り過ぎて神経も一緒に切ってしまうと犬は痛みを感じて鳴きます。

次に、犬の爪は、カーブしながら伸びていきます。爪が伸びっぱなしだと肉球に刺さったり、転倒することが増え、怪我をすることもあります。

最後に、犬の爪色は、白色と黒色の2つのタイプがあります。白色の爪なら、中に通っている血管が透けているため、爪を切る長さを調節しやすく深爪を防ぐことができます。しかし、黒色は血管がわかりにくいので、爪の真ん中に白い芯のような線がみえたら切るのをやめましょう。

爪を切るときの姿勢

犬を脇に挟むようにして抱っこし、肘から下の腕を愛犬の胸もとにあて固定します。手は、犬の足を握ります。この状態を保ち、犬が落ち着くまで慣らせます。

肉球を軽く押す

犬が落ち着いたら、爪を切る体勢のまま肉球を押します。肉球を押すと指が広がるので爪が切りやすくなります。

爪を切っていく

爪をきっていきますが、一気にきるのではなく先の方から少しずつ切っていきます。

白い爪の場合は、血管が透けて見えるのでその手前まで切っていきます。

黒い爪の場合は、血管が見えにくいため断面の芯を目安に切ってあげます。

角を削っていく感じでやると上手くできます。

ヤスリで整える

爪を切り終えたら、ヤスリで角を丸く整えていきます。もし、爪を切り過ぎて血が出た場合は、ガーゼで優しくふき取り止血剤で血を止めてあげましょう。

爪切りのやり方について説明させていただきました。爪切りのやり方通りにしたけど、愛犬が暴れてどうしてもうまくできない場合は、無理をせずかかりつけの動物病院に相談しましょう。

爪切りのケアを1ヶ月に1回くらいの頻度おこなってあげることで怪我を未然に防ぐこともできます。しかし、爪切りを嫌がるのは、どうしてでしょう。爪切りを嫌がる原因について調べてみました。

https://youtu.be/sCLZYm4TroY

なぜ爪切りを嫌がるのか

犬にとって足は、狩りをする際に必要な体の一部です。足を怪我してしまうと、狩りができなくなるため、本能的に足を守ろうとする習性があります。また、過去に深爪で痛みを感じていて、トラウマになっている場合もあります。

また、犬は同じ体勢でじっとすることが苦手なため、爪切りをしている時間が苦痛に感じ嫌がる傾向にあります。

犬の爪切りを行う前に嫌がる原因を知っておくことで愛犬の気持ちを理解しながらケアすることができますよね。続いては、爪切りを嫌がった時の対処法について見ていきましょう。

あきこあきこ

マシュも怖いよね。正しい方法で爪切りを行うことが大切だね。


マシュマシュ

やっぱり爪切りって怖いけど、僕の気持ちを分かってくれてうれしいな!がんばるよ!

爪切りを嫌がった時の対処法

爪切りの道具をみて何かを察し、逃げたり、嫌がったりすることがあるかと思います。そんな困ったときの対処法をご紹介していきます。

対処法1.道具に慣らす

犬が爪切りを嫌がる場合、恐怖心があります。そんな時は、道具は怖くないものであることを見せて教えてあげたり、愛犬の体や爪に軽く当てて安全であることを教えてあげましょう。

道具になれてきたら、爪を少しずつ切ってみましょう。爪を切った後は、おやつを与え褒めてあげましょう。そうすることで、道具に対して良い印象をあたることができます。

対処法2.体勢を確認する

暴れたりするときは、犬が痛がる様な体勢になっていないか確認しましょう。

無理に抑え込むのではなく、抱きかかえるように犬の体と飼い主さんの体を密着させて固定すると良いでしょう。また、テーブルなどの高い台の上にのせ、立ったまま爪切りをおこなうと安定します。

対処法3.コミュニケーションをとる

1番大事なのが、愛犬とのコミュニケーションです。いきなり爪切りを始めたり、嫌がっているのを無視してそのまま行うのではなく、まずは、犬の気持ちに寄り添って爪切りをしてあげることが大切です。

爪切りの後には、ご褒美やおやつをあげたり、褒めてあげましょう。爪切りを頑張ればいいことがまっていることを学習させましょう。

あきこあきこ

爪切りよく頑張ったね!偉いマシュ!


マシュマシュ

頑張ってよかった!爪切り怖くないかも!?

犬用爪切りの商品紹介

愛犬の爪切りを行う際に必要な犬用の爪切りをご紹介していきます。

滑りにくいラバーグリップがついていて、切りやすいニッパータイプの犬用爪切りです。安全なストッパーがついてます。
ギロチンタイプの犬用爪切りです。ヤスリもついています。
電動式の犬用爪切りです。ヤスリとしても使えます。

あきこあきこ

犬用の爪切りには、こんなに種類があるんだね


マシュマシュ

爪の状態に合わせて使い分けてほしいな

まとめ

今回は、愛犬の爪切りのやり方や嫌がった時の対処法についてご紹介させていただきました。

まずは、道具に慣らして爪切りは怖くないことを教えてあげることが最初の一歩だと思います。そして愛犬の気持ちを理解し、コミュニケーションをとることやご褒美を与えて少しでも嫌な思いをさせないように工夫することも大切です。

爪切りを行うときに、犬が暴れて難しい場合は、動物病院に相談しましょう。

ご紹介した犬用爪切りを使用して、愛犬の爪切りをよりスムーズに楽しくケアしていただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。