柴犬を飼っている皆さん、「うちの子はいつまで大きくなるんだろう」という疑問を持ったことはありませんか。
犬の種類によってサイズが違うので他のワンちゃんと比べることも出来ませんし、同じ柴犬であっても少し育ちが違えばサイズが全然違うことがあったりなど、正常に育っているかの判断って本当に難しいですよね。
しかし、サイズの基準を知っていれば病気や適切なフード量に気付くことが出来ます。そういったことにすぐ気づくことが出来るように、今回は柴犬の成長についてご紹介していこうと思います。
柴犬はここまで成長する
体長が、オスメス共に40~45㎝
のサイズに向けて一歳半ごろまで成長し続けます。
男女で結構差が出るんだなぁ
人間も女性の方が軽いものね。あら?でも柴犬ってもっと小さい子がいなかったかしら?
はい、柴犬には先ほど紹介した柴犬のほかにも「豆柴犬」「小豆柴犬」という種類の柴犬がいるんですよ。
ちなみに、
体長が、オス31~35㎝、メス29~33㎝
体長が、オス25~29㎝、メス23~27㎝
のサイズに向けて、普通の柴犬と同じように一歳半ごろまで成長し続けます。
こんな感じの子ですごくかわいいんですよ。
可愛いわね~
ホントだねぇ。でもこのサイズを超えたら……もしかして肥満!?
そうではないんですよ。
柴犬は他の犬よりも骨が丈夫で太目なので、体重が重くなることがあるんです。
ですから、少し重たいからと言って肥満とは限らないんですよ。
しかし、範囲から1キロ以上重かったりした時には肥満の可能性が出てきます。
そんな時はどうしたらいいのかを紹介していきましょう。
愛犬が肥満になってしまったら
ダイエットフードに変える
今は低カロリーなフードや少量でも満腹になるフードなどが沢山あります。
肥満になってしまったらそういったものにフードを変えてみると良いですよ。
でも、ダイエットフードってワンちゃんが嫌がってストレスにならない?
確かにストレスになるのは嫌だよね
大丈夫です、ダイエットフードと言っても色んな味や食感があるので、ワンちゃんが好きになれるフードが必ずありますよ。
おやつを少し控える
一回にあげる量を少し減らしたり、低カロリーのおやつにしてみても良いですよ。
減らす量は「少し」の量を減らすようにしてあげてくださいね。
あんまり減らしすぎると人間と同じようにストレスになってしまいます。
しかも、ストレスが溜まると病気になってしまったり、毛ツヤや皮膚が荒れてしまうことがあります。
そういったことを避けるためにも、おやつを減らす場合には「少しずつ」にしてくださいね。
運動量を見直す
基本的には毎日、1日30分の散歩を二回すれば問題ありません。
でも、こんな運動嫌いな子もいて、ついつい散歩に行くのが嫌になってしまいますよね。
こんなときは首輪が嫌だったり、外が怖かったりなど色々な可能性が考えられるので、
首輪を変えてみたり、飼い主さんが安心させてあげたりなど、無理に連れて行こうとせずに根気強く対処してあげてくださいね。
痩せすぎてしまったら
では、肥満とは逆に痩せすぎのときはどうしたら良いのでしょうか。
フードやおやつの量、環境変化など、特に何も変わったことをしていなければまずは病気を疑ってください。
そして、即座に病院へ連れて行って検査をしてもらってくださいね。
病気になってたら可哀そうで見ていられないよ…
そうよね。でも、ワンちゃんの痩せすぎには病気以外の可能性もあるのよ。
あきこさんそうなんです。
病気が発見されないのにワンちゃんが痩せていく時には、フード量が足りていないことが原因のときがあるんですよ。
愛犬を肥満にさせないようにとフード量を異常に減らしてしまっているんですね。
たとえ肥満にならなくても痩せすぎちゃったら健康に悪いわよね
うんうん
ですから、痩せすぎてしまったときにはまず病院に行って、病気の疑いがない場合にはフード量を見直してみてくださいね。
柴犬を長生きさせるために
大切な柴犬と出来るだけ長く一緒に生きたいですよね。
ですから、長生きするためのポイントを紹介していきましょう。
成長に適切なフード量を
適切なフード量の目安としては、
幼犬期(12か月ごろまで)
年齢 | 一日のフード量 | 一日に分ける回数 |
2~3か月 | 約140g | 3、4回 |
4~5か月 | 約160g | 2、3回 |
6~7か月 | 約180g | 2、3回 |
8~9か月 | 約160g | 2、3回 |
10~12か月 | 約155g | 2、3回 |
成犬期(1~9歳ごろ)
1~9歳 | 80~200g | 2、3回 |
老犬期(9歳ころ~)
9歳ころ~ | 70~160g | 3、4回 |
となります。
へぇ~、年齢によってこんなに差がでるんだねぇ
そうねぇ、でもあくまで目安だし、自分の飼っているワンちゃんによって微妙に量が変わったりするんじゃないかしら
そうです、あきこさんのおっしゃる通りです。
このフード量は目安ですので、これより多かったり少なかったりしても、愛犬に合っていればそれが適切なフード量になるんですよ。
細かい点を把握しておく
細かい点をきちんと把握しておけば、病気の早期発見につながります。
「今日は少し元気がなかったな」「トイレに行く回数が少なかったかも」
など、そのほんの少しの違いも病気の原因なのかもしれませんよ。
早期発見することが出来れば完治が早くて済みますし、酷くなって手遅れだったということも経験せずに済みます。
そうは言ってもずっと観察しているわけにはいかないよねぇ
あら、ずっと観察していなくても良いのよ、今は監視カメラとかもあるからね。
あ、そっか。それなら飼い主さんが仕事に行っている間も安心できるよね。……でもそれって犬だけじゃなくて人も監視できるってことだよね……
ということはあそこに隠したアレの場所もばれちゃうってこと!?
あら、アレって何かしら?
はい、そこまででお願いします。
あきこさんの言う通り、忙しい方は愛犬の観察をするのは難しいことがありますよね。
そういった方は監視カメラや、家にいるときだけでも愛犬観察メモを取っておくだけでも十分なんですよ。
コミュニケーションを積極的に
コミュニケーションを取ることで愛犬の異変に気付きやすくなります。
こんな風にこまめに肌や毛をなでたりしてコミュニケーションをとっていると、甘え方や肌や毛の質に異常が出たときにすぐ気づくことが出来ますよね。
すぐに気づくことが出来れば病気などの早期発見につながり、愛犬との楽しい時間を長く過ごすことが出来るようになります。
また、太っていないか痩せていないかも把握しやすくなるので、どんどん愛犬とのコミュニケーションをとっていきましょう。
まとめ
この記事では柴犬の成長に関することを紹介させていただきました。
柴犬は「豆柴犬」や「小豆柴犬」など普通の柴犬のほかにも種類が存在します。
ですが柴犬は骨が太い犬種ですので、目安の体重よりも大きくなることがあります。
ですので一番大切なのは、自分の愛犬にはどのくらいのフード量やふれあいが良いのかを飼い主さんがきちんと把握しておくことです。
そうすれば病気の早期発見も出来、愛犬との楽しい生活を長く続けることが出来ますよ。
この記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。