ピーナッツは、私たち人間にとってはお手軽なおやつやおつまみですよね。
私たちがポリポリと食べるそばで、愛犬が食べたそうにしていることもあるのではないでしょうか。
可愛い愛犬に、食べたそうに見つめられると、ついあげたくなってしまいますよね。
当記事では、犬にピーナッツを与えても大丈夫なのか、与えるとしたらどのような注意点があるのかについて書いていきます。
「ついうっかり愛犬が食べてしまった。」
「なんだか具合悪そう・・・」
そんな時でも、この記事を読んでおくことで冷静に対応できるでしょう。
是非最後まで読んで、愛犬の健康と食生活にお役立てくださいませ。
犬にピーナッツを与えても大丈夫!
犬はピーナッツを食べることができます。
食べることができるといえども、そのまま与えてはいけません。
与え方の注意点や、与えることのデメリットもあります。
もしも愛犬に食べさせたい場合は、これらの注意点をよく理解しておく必要があるでしょう。
でもたしか、犬ってナッツ類は食べたらダメだったような・・・
でもピーナッツはナッツじゃないんだ。
これから説明していくね。
ピーナッツって何者?
ラッカセイ(漢字:落花生、学名:Arachishypogaea、英語:peanut[注1]またはgroundnut)はマメ亜科ラッカセイ属の一年草。
引用:Wikipedia
食用にされる種子は別名ナンキンマメ(南京豆)、ピーナッツともいう。
ピーナッツは、犬が食べることのできないナッツではなく、豆の仲間です。
ピーナッツに含まれる、オメガ脂肪酸やビタミンは犬にとっても良い栄養素といえます。
しかし、栄養素の大部分を占めるのが、脂質です。
脂質の摂りすぎは、肥満以外にも犬の体に悪影響となる場合もあります。
犬はピーナッツを食べることができますが、体に良いというわけではありません。
よって、積極的に食べさせるメリットはないでしょう。
与えるデメリット
アレルギー
豆類のアレルギーをもっている子には、絶対に食べさせてはなりません。
アレルギーをもっていない子でも、体に合わなければ発症する可能性はあります。
もしも食後に次のような症状が見られる場合は、病院に連れていきましょう。
- 体を執拗にかゆがる
- 目の充血
- 皮膚が赤くなるor発疹ができた
- 下痢、嘔吐
この他にも、何か異変が見られる場合も要注意です。
体調に変わりがないか、食後に様子を見てあげることも大切でしょう。
消化不良
ピーナッツが犬の体内で消化できずに、体調に影響が出てしまうリスクがあります。
また、殻や皮は犬の体内で消化できません。
必ず、取り除きましょう。
小型犬は特に、喉に詰まらせるリスクがあります。
食べやすいように小さく刻んだり、すり潰してあげることもお忘れずに。
肥満
ピーナッツは脂質を多く含む食べ物です。
そのため与えすぎると肥満の要因になってしまいます。
犬が食べたそうにしていても、沢山食べさせてはいけません。
愛犬の健康のためにも怠らないでくださいね!
与え方
手順
- 殻、皮を丁寧に取り除く
- お湯を沸かして、茹でる
- 手で潰せるくらいの柔らさになったら、ザルに移しお湯を切る
- 人肌くらいの温度まで冷ます
- 食べやすいように刻むorペースト状にすり潰す
このままおやつとして食べさせたり、いつものフードにトッピングするのもオススメです。
与えていい量
犬がおやつ(間食)として、摂取して良い量は、1日の摂取総カロリーの約20パーセントとなっています。
フード(主食)のカロリーから、おやつ(間食)で摂っても良いカロリーを計算して、その範囲内で与えると良いでしょう。
また、初めて食べさせる場合は、1度に沢山与えず、少量ずつ食べさせてあげることも重要です。
食べ慣れないものを一気に食べると、体調不良の要因となってしまいます。
初めてあげる食材は少しずつ食べさせるように心がけましょう。
そして、過度に与えないように気を付けることも大切です。
もしも大量に食べてしまったら?
犬はピーナッツを食べても中毒を起こすことはないです。
そのため、重篤になるケースは少ないでしょう。
しかし、大量に食べることで、消化器官に何らかの異常をきたす可能性はあります。
食べてしまっても慌てずに、まずは経過観察することが大切です。
- 下痢、嘔吐
- 腹部を痛そうにしている
- 吐き気がみられ、苦しんでいる
- 元気がなく、ぐったりしている
上記のような症状が見られたら、念のため病院に行くことをおすすめします。
受診の際には、どのようなピーナッツをどれくらいの量食べたのかを正確に伝えるのも大事なことです。
また吐いたり、下痢をした場合は、その吐しゃ物や排泄物も持参して、見てもらいましょう。
与える際の注意点
人間用に味付けされたピーナッツはNG
塩味がついているものや、加工されたものは犬に食べさせてはいけません。
人間用に味付けしてあるものは、犬にとっては塩分や糖分が多すぎます。
また調味料もさけるべきです。
必ず無味のものを選んであげましょう。
できれば、無添加のものを選んであげるとより安心ですね。
柔らかく茹でて、小さくカットしてあげること
犬が生のピーナッツを丸呑みすると危ないです。
犬には、食べ物を噛んですり潰す咀嚼という機能が備わっていません。
これは犬の本能や、歯の構造によるためです。
そのため丸呑みすることで、喉に詰まらせる可能性があります。
最悪、呼吸困難に陥るケースも。
小型犬は特に詰まらせる危険性があるので、気を付ける必要があるでしょう。
過度に与えない
過度に与えることで、肥満になるだけでなく、病気のリスクもあります。
ピーナッツはミネラルも多く含むので、尿路結石の要因となる場合もあるでしょう。
また脂質も多いので、油分によって胸焼けを起こしたり、胃腸に負担となるケースも。
犬に与える際には、食事管理をきちんとする必要があります。
食後は観察を
犬がピーナッツを食べても、すぐには異変はないかもしれません。
しかし、安心してそのまま外出したり、ひとりぼっちにすることは控えたほうがよいです。
食後に、アレルギーが出たり、体内で詰まらせて体調不良になる場合もあります。
最低でも食後30分~1時間は、愛犬の様子を見てあげると良いですね。
食べてみたいけど、ほどほどがいいってことか!
でも少しだけならいいみたいだから、下処理してトッピングに乗せてあげるね!
合わせて読みたい!
ポップコーンを食べちゃったわんちゃんについて
まとめ
- 犬はピーナッツを食べることができる
- 与え方やデメリットに注意する
- 味のついたものや人間用はNG
- 与えすぎないように気を付ける
- 何か異変が見られたり、食べさせるのが不安な場合は、病院で相談する
いかがでしたでしょうか?
犬がピーナッツを食べてもいいというのは意外でしたね。
しかし、食べさせるデメリットやリスク面があることも頭に入れておく必要があります。
積極的に与える必要はないので、無理に食べさせるといったこともやめましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。