愛犬と一緒に行うことといえば、散歩ですよね。
愛犬との散歩は、一緒にいろんな場所にいくこともできるのでとても楽しいし、思い出もできます。
初めて犬を飼う飼い主さんは、なぜ散歩が必要なのか疑問に思うことがあるのではないでしょうか。
また、インターネットで調べると、小型犬は、室内で遊ぶことで運動になるようなことが記載されていたりして、散歩ってしなくていいのでは?と思う飼い主さんも多いと思います。
もし散歩をしなかったらどうなるのでしょう。
今回は、愛犬の散歩について調べてみました。
愛犬を散歩に連れていかなかったらどうなる?
運動不足から起こる「心臓や骨・関節」の病気
犬の少し歩いただけで「ハーハ―」苦しそうな姿は、可哀そうで見てられません。
また、元気のない歩き姿もなんだか悲しい気持ちになります。
これ、日頃の散歩不足が原因の可能性があります。
犬も人間と同じように、食べて寝るだけの生活では、カロリーは消費されず、どんどん脂肪が体に溜まって行きます。
つまり、散歩をしないことによる運動不足は肥満に繋がります。

ポッチャリも可愛いいじゃない
ワンちゃんのちょっとした体重増加も、人間にしてみればとっても大きな変化に当たります。
その変化は健康に影響を及ぼします。
散歩不足は「心臓病」リスクを高める
肥満体型は通常体型に比べ心臓をドンドン動かして血液を全身に運び、酸素や栄養分をを全身に送る必要があります。
当然、沢山働けば不具合や故障も起きやすくなります。つまり心臓の病気リスクが高まるのです。
具体的には心肥大や憎帽弁閉鎖不全などという病気になる可能性があります。
どちらも心不全の原因となる病気です。
そんなの嫌だよマシュ
散歩不足は「骨や関節の病気」リスクも高める
肥満体型の重たい体重で毎日動くことで、通常体型より「骨や関節」に大きな負担を与えます。
体重が重くなることで、関節の変形やじん帯を損傷するなどの病気を発症しやすくなります。
ソファーにすわっていた愛犬を呼んだその時、飼い主さんに向かって高いところから思いっきり飛び降り、全体重の衝撃が足に加わってしまい「ポキッ」と骨折・脱臼してしまうなんてことも!?
大好きな愛犬をただ呼んだだけなのに、こんなことになるなんて…。些細なことが大きな出来事につながる場合もあるのです。
何か月、何年と足腰に負担をかけている状態となれば「骨や関節」にダメージが及ぶことは容易に想像可能ですよね。

いつまでも皆と元気で楽しく暮らしたいよ
「大好きな愛犬には、いつまでも長生きしてほしい!」それは、飼い主さんの一番の願いだと思います。
わんちゃんが少しでも長く「元気で幸せな人生」を送れるかは、飼い主の日常お世話次第なんです。
散歩不足はストレスによる「心の病気・体の不調」リスクも高める
無駄吠えや突然自分のしっぽを追い回すなど、「うるさいなぁ」「落ち着きないなぁ」と思われている飼い主さんも多いでしょう。
しかし、これは犬のストレスサインです。そして、ワンちゃんも苦しんでいるんです。
犬のストレス原因はいくつかあります。
代表的なものに、室内など活動範囲を制限されることによる「運動不足」と飼い主を離れお留守番することによる「心的負担(不安な気持ち)」があります。
ストレスによる心の病気
人間の心の病気と言えば「うつ病」が代表的です。
人間のうつ病は深く落ち込む状態が非常に長く続くなどの症状が見られるものです。
診断は、レントゲンや血液検査で白黒はっきりするものではなく、専門医が問診(患者との会話)で行います。
残念ですが人間は犬を問診することはが出来ないのでうつ病と診断をくだすことが出来ていません。
しだがって犬の心の病気とは心的原因で目で確認出来る症状や異常行動を行う病気のことを指します。
具体的には「分離不安」や「常同障害」があります。
【分離不安】
飼い主がいなくなると吠え続ける。
ひどい場合は、同じ室内にいても犬から見えないところに飼い主が行くだけで吠え続けるようになる場合があります。
【常同障害】
以下のように落ち着かず、ひたすら同じ行動をし続ける。
・自分のしっぽを追いかけ続ける
・足などを舐めたり噛んだりし続ける
・毛をむしり続ける
・自分を傷つけ続ける(ひどい場合)

ずーっと吠えたり騒いだりは、犬も相当体に負担あんでしょうね
ぼくもやめたいんだけど・・・(涙)マシュ
ストレスによる体の不調
・脱毛・下痢 ・嘔吐 など
私たちもストレスから下痢などの症状に悩まされたりしたことはないでしょうか。愛犬も一緒でストレスから様々な病気を引き起こす場合もあるのです。
下痢や嘔吐などの症状が続く場合は、ほかの病気も隠れていることもあるのですぐに動物病院へ連れていきましょう。

ストレスからいろんな病気につながるのね!注意が必要だわ!

ストレスを発散する方法が散歩だね
社会性が身につかない
散歩をすることで他の犬との出会いや、家族以外の人に会うことになるので社会性が身につきます。
また、外の臭いや風景などの様々な刺激をうけるので、その刺激を感じながら愛犬は成長していきます。
社会性を身に着けていない犬は、警戒心が異常に強くなったり、ちょっとしたことで恐怖心が出て吠えたりします。
他の犬とのコミュニケーションも取ることができないので、社会の中で生活しづらくなってしまいます。
私たちも、一人では生きていませんよね。誰かがいてくれるから、いろんなことに気づけたりと、人間関係から成長することも多いと思います。
それは、愛犬も一緒です。私たちのように犬同士の関係があるのです。

そうね!みんな1人では生きていけないわよね

飼い主さんがいるから楽しく過ごすことができるんだね
社会性を身に着けて、愛犬が楽しく生活できるよう散歩へ出かけてみましょう。
散歩をしないと病気の原因になったり、散歩をしないことで様々なリスクを伴うことが分かりました。
ではそんなリスクを低減させるためには、どのくらいの時間や頻度でお散歩させればよいのか?見て行きましょう。
愛犬との散歩!どのくらい散歩をさせたらいい? |時間・頻度・タイミング|
愛犬の健康のためにも散歩には必ず連れていってあげてください。
散歩の時間は愛犬の体格によって違いがあります。
一日2回
- 夏:早朝や日が落ちた時間(午前5時ごろ 午後7時以降)
- 冬:太陽が高く昇った時間(午後1時~3時ごろ)
散歩不足の対策は「食事」と「遊び」
理想ばかりを言いましたが、実際1日2回のお散歩を継続することは難しいですよね。
そんな場合は、可能な範囲でお散歩に連れて行ってあげてください。
そして「健康に配慮した食事」や「室内で色々な刺激を感じさせるような遊び」で補いましょう。
もしも知識が無ければ、市販のサービスを利用するのも一つの方法です。
今は獣医さんが監修してくれているて低価格なサービスもあります。
参考までにこんなサービスもあります。
詳細はメーカーサイト(WAN smile BOX
)で確認ください。
まとめ
愛犬を散歩に連れていくことはとても大切なことが分かりましたね。
散歩をするなかで、社会性を身に着けたり、気分転換や健康的な体作りなど愛犬にとって必要なことが詰まっているのが散歩です。
また、散歩を通して飼い主さんと愛犬の絆を深めることができます。
あの時、散歩させてればよかったなんて後悔しないように、散歩というコミュニケーションツールを使って、愛犬との絆を深め、楽しい毎日を送っていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。