小さくて可愛らしい人気の犬種のチワワですが、性格が悪いというウワサを耳にしました。それって本当なのでしょうか?
聞いた話によると「凶暴で手が付けられない」とか、「飼い主の言うことすら全く聞かない」だとか言われているようです。あの小さくて目をウルウルさせている愛らしい姿からは全く想像ができませんね。チワワが性格悪いと言っている人は、何を根拠にそんなことを言っているのでしょうか?
ということで、そのウワサの真相について調べてみました。
チワワは本当に性格が悪いのか
「チワワは性格が悪い」というのは誤解です!チワワって本当はこんな性格なんです!
- 甘えん坊
- 飼い主に従順
- わがままで凶暴
基本的にチワワは、とっても甘えん坊で飼い主のために尽くしてくれる性格です。しかし、わがままで凶暴な部分があるので、生まれつきの性格や育った環境によってはその部分が強調されてしまう可能性は否めません。
ワガママだけど飼い主には従順ってカワイイじゃないか。
では、「チワワは性格が悪い」と言われている理由は、その生まれ持った性格だけが原因なのでしょうか?実は、こんな理由があったのです。
チワワが性格が悪いと言われている4つの理由
すべてのチワワが同じ性格なわけではありませんが、「チワワは性格が悪い」と言われる理由は、こんなところに原因があったのです。
理由①飼い主以外には攻撃的
チワワは、飼い主以外には攻撃的になるという傾向があります。何もされていなくても吠えたり、ひどい時には噛み付いたりすることもあるのです。
これはチワワの、飼い主に従順という性格とわがままな性格、また臆病であるところからくる行動です。見知らぬ人が近づくと、飼い主を守ろうという正義感と「知らない人は怖い」という恐怖心で、攻撃的になってしまうんですね。
やられる前にヤル!ってことなのね。
たのもしいような、ちょっと怖いような。
理由②人見知りで臆病
チワワはとても警戒心が強く、見知らぬ人には人見知りをしてしまいます。そこでモジモジしたり、恥ずかしがっているなら問題ないのですが、極度の怖がりであるチワワはその感情を攻撃という形で表現してしまうのです。
「弱い犬ほどよく吠える」という言葉がありますが、もしかしたらチワワは自分が小さくて弱い生き物だということを自覚しているのかもしれませんね。自分や飼い主を守るためにも、得体の知れないものに出会うと必要以上に警戒してしまうのでしょう。
そんなに怖がらなくてもイジメないわよ〜。
リラックス、リラックス〜。
理由③自分の要求を通すために吠える
要するに「わがまま」という性格の一部なのですが、すべて自分の思い通りにしたいという思いから、飼い主や周りの人たちに吠えまくるということがあります。
そしてチワワのもつわがままな性格がさらに発揮されると、究極のかまってちゃんになってしまうこともあるんです。「自分だけを可愛がってほしい!」という強い願望から、飼い主が他の犬の相手をするなんてもってのほか、誰かと話すだけでも怒ってしまうチワワもいるのです。
甘えん坊なのはとても可愛いですが、度がすぎると扱いに困ってしまいますね。
ちょっとのワガママはかわいいけどね。
束縛がすぎるとちょっと大変ね。
理由④しつけができていない
「チワワは性格が悪い」と言われてしまう理由は、その持って生まれた性格が原因となっていますが、一番の大きな理由は「飼い主のしつけができていない」ということです。
やはり個体差があるため、全てしつけで解決されるかというと、完全に思い通りにすることは難しいでしょう。しかし、ちゃんとしつけをしてあげるかどうかで、状況は大きく違ってきます。
基本的な「待て」や「おすわり」などだけでもいいんです。きちんと飼い主の言うことを聞いてくれるなら、日常の大部分でワガママを制御することができるのです。
「しつけ」というのは飼い主のためだけではなく、お互いが気持ちよく性格をする上でとても重要なんですね。
ちゃんとしつけてあげるのも愛情なんだね。
根気がいるけど、ウチもちゃんとやってあげましょうね。
ところで、チワワはどこまで大きくなるか知ってますか?こちらの記事もご覧ください。
[keni-linkcard url=”https://dog-college.com/chihuahua-seichou/” target=”_blank”]
さて、チワワは性格が悪いと言われてしまうその理由がよくわかりました。ここで、どんな様子がそう言われしまう原因になっているのか、動画でチェックしてみましょう。
チワワが性格が悪いと言われてしまう理由「証拠動画3つ」
チワワ性格が悪いといわれる理由は、チワワ達のこんな凶暴な姿のせいなのです。ご一緒にチェックしてみましょう。
証拠動画①チワワの怒り
https://www.youtube.com/watch?v=_SwCnfgrvtw
この子はなぜこんなに怒っているのでしょう?サークルに入れられているのが気に入らないのでしょうか?見た目のかわいさからは想像できないほどの野獣ぶりです。
こんなにガルガルされてしまったら、知らない人が見ると「チワワって性格悪い!」と言われてしまうのも納得ですね。
証拠動画②チワワが娘と大喧嘩!?
飼い主さんにナデナデされてご満悦なチワワですが、周りで遊ぶお子様が気になってしょうがない様子です。お子様が遊んでいる緑のボールが気に入らないようなのですが、もしかしたらボールが怖いのかもしれません。
それにしてもこのチワワも、可愛いお顔をしているのに今にも噛みつきそうな勢いでガルガルしています。これでは「チワワ怖い!」と思う人は続出することでしょう。
証拠動画③甘やかし過ぎたチワワがこんな事に。
こちらのチワワは、飼い主さんの膝の上でナデナデしてもらって幸せいっぱいです。しかし、飼い主さんが額縁に飾られた写真に「ヨシヨシ」とし始めるとどうでしょう?
相手が犬だろうと人間だろうと、生き物ですらない額縁だろうと関係ありません。飼い主さんの気を引くものは全て敵なのです。チワワは甘えん坊でワガママなだけでなく、極度の束縛屋さんでもあるんですね。
チワワって世界一カワイイ犬種だと思ってたけど、こんな一面もあったんだね〜コワッ!
でもチワワがみんな凶暴なのかしら?なにか性格を直す方法はないの?
たしかにチワワの性格のひとつに、「凶暴」というものがあります。しかし全てのチワワが手のつけられない暴れん坊なわけではないのです。
その差は一体何でしょうか?実は、しつけなどの対処法で、その性格をある程度なら変えることもできるのです!
もう性格が悪いと言わせない!動画で確認「4つの対処法」
対処法①噛む用のおもちゃ以外は噛まないようにしつける
チワワに限らず他の犬にも言えることなのですが、いわゆる「噛み癖」のあるワンちゃんっていますね。ではそのワンちゃん達が人を噛んでしまう理由は何なのでしょうか?
- 歯が生えてきた時
- 恐怖を感じた時
- 要求を通したい時
- 自分が強いと示したい時
歯が生えて来た時の不快感で、「何か噛みたい!噛みまくりたい!」という気持ちになるのはちょっと理解できますね。それ以外の理由だと、やはり警戒心の強さや、ワガママな性格が反映されいると言えるでしょう。
いずれの理由にしても、噛まれた時にそのまま噛ませておいては、いつまでたってもその癖は治りません。噛まれた時こそ、ちゃんとしつけをしてあげる絶好のタイミングなのです。
実際チワワのような小さな犬に噛まれても、それほど大きなダメージにはなりにくいので気にしない方もいることでしょう。しかしそんな時こそ、毅然とした態度でやってはダメなことだと教えてあげたり、代わりに噛んでもいいおもちゃを与えてあげると効果的なのです。
- ハーツデンタル ティーザー 超小型~小型犬用(1コ入) 408円
こちらの噛んでも良いおもちゃは、ベーコン風味のフレーバーがついていて、愛犬も夢中になってカミカミしてしまう魅力的なおもちゃです。こんなおもちゃをひとつ用意しておくといいですね!
また、この動画では、そんな噛み癖のあるワンちゃんをしつける方法を紹介した動画です。
犬が噛んできた時に、はっきりと「痛い!」と言って、噛まれた指を口の中にグッといれたままにします。犬はその声と、口の中にグッと入ってきた指の不快感から、やってはいけないことなのだと学んでくれるのです。
地道で時間のかかる作業ですが、愛犬のためにもコツコツと教えてあげると良いでしょう。
対処法②全身どこでも触らせるようにしつける
中には体に触られるのを嫌がり、触ろうとすると吠えたり噛み付いたりするチワワがいますね。「犬が嫌がることをするのはかわいそう」という飼い主さんの気持ちもよくわかりますが、愛犬のためにもしつけなければならないことのひとつです。
チワワが体を触らせない理由は、単純に嫌だからということもありますが、飼い主より自分の方が立場が上だと思っているのもその理由のひとつです。「飼い主の方が立場が上」ということをしっかり教えないと、いつまでたっても凶暴でワガママな性格はなおりません。
この動画では、お腹を触られる訓練をしています。小さい頃から始めるのがベストですが、ある程度大きくなってからでもしつけは可能です。
根気がいりますし時間もかかりますが、やはりそこは「褒め褒め」と「ご褒美おやつ」で楽しくしつけてあげましょう!
対処法③いろんな人や環境に慣れさせる
臆病で警戒心が強いという一面があるチワワは、慣れない環境や知らない人に会ったときに、恐怖心から吠えたり、攻撃的になることがあります。緊張の裏返しでそんなふうになるんですね。
それをどうやって慣れさせるかというと、やはり「褒め褒め作戦」です。もともとの性格を変えるのには根気がいりますが、チワワが緊張や警戒をしそうな場面になったら、すかさずご褒美のおやつを与えながら褒めましょう。
とにかく楽しい気分にさせてあげるんです!
こちらの動画では、散歩中などにすれ違う人たちに吠えてしまう場合のしつけの方法を紹介しています。
「いつもこんな時にうちのチワワは吠えるな」という場面を覚えておくのがポイントです。そしてそんな場面がやってきたら、先回りして「おやつ」と「褒め褒め」で楽しい気分にさせてあげましょう!
対処法④信頼関係をいちから作り直す
基本的な「待て」や「おすわり」など、比較的簡単なしつけですが、みなさんのワンちゃんはできていますか?そんなのできなくたって良い、自由にさせてあげたいと思う派ですか?
愛犬に自由で気ままな生活をしてもらいたい、という気持ちはよくわかります。ルールやしつけで縛り付けたくない、というのも愛犬に対する愛情のひとつでしょう。
しかし基本的なしつけというのは、お互いが気持ちよく生活するためにはとても大切なことなのです。飼い主に従い制御されることは不幸なことではなく、全て飼い主に頼ってもいいという安心感を与えることでもあるのです。
こちらの動画では、愛犬のファルちゃんをしつけたときのコツを紹介しています。そのコツはなんと「大げさに褒める!」だけです!
いろんなしつけ方法について動画やネット記事など検索していると、さまざまな方法が紹介されているのを見かけます。しかし、どの方法も最終的には「褒める!」ということと、忍耐強く、辛抱強く、できるようになるまで続けることが最大のポイントです。
愛犬の性格などによっては、しつけが大変だったりするかもしれません。しかし、愛情をもって根気強く向き合ってあげることが大事なんですね。
しつけって大変だよね。
愛情と忍耐が大事なのね。
しつけをするということは、飼い主や周りの人間のためだけではありません。犬だってちゃんとしつけをしてもらった方が、人間社会の中で行きていく上で、快適で心地よい生活をすることができるようになるのです。
もう二度と「チワワは性格が悪い!」と誤解されないためにも、ちゃんとしつけてあげることでチワワのイメージアップにも繋がることでしょう。
まとめ
チワワが性格が悪いと言われてしまう理由は、以下の4つでした。
- 飼い主以外に攻撃的
- 人見知りで臆病
- 要求を通すために吠える
- しつけができていない
生まれながらの性格もありますが、やはりいちばん大切なのは、ちゃんとしつけをしてあげるということです。飼い主に従うことに慣れていれば、まわりに対して吠えたり攻撃的になるということは大幅に防ぐことができるのです。
しつけは簡単な作業ではなく、根気もいるし時間もかかります。しかし、もしも愛犬がチワワのように凶暴でわがままだったとしたら、愛犬との快適な生活のためにもできることから始めてみましょう。
みなさんと愛犬の健康的で幸せな生活を応援しています。最後までお読みいただき、ありがとうございました。