犬に牛乳をあげてはいけないというわけではありません。
しかしお腹を壊してしまったりするリスクがあるため避けた方が良いと言われています。
その原因となるのが牛乳に含まれる乳糖という成分です。
わんちゃんはこの乳糖を分解する機能が十分に備わっていません。
逆に言うと乳糖を上手く分解できる子であれば牛乳をあげることができるのです
ただし注意点や与え方のポイントを知らずにあげてしまうと体調不良の原因になるでしょう。
当記事では
- 与えるメリットとデメリット
- 注意点と与え方
- 犬用ミルク
について解説します。
ぜひ最後まで読んでわんちゃんの食生活の知識にお役立て下さい。
犬に牛乳をあげるメリット
冒頭で述べた通り、犬に牛乳を絶対にあげてはいけないというわけではありません。
わんちゃんが牛乳を飲める体質で、適切な与え方をすればメリットもあるのです。
ここでは牛乳をあげるメリットを5つご紹介します。
メリットは以下5点です。
①腸内環境が整う
②タンパク質が豊富
③水分補給になる
④食欲をそそる
⑤丈夫な骨や筋肉を作る
①腸内環境が整う
牛乳に含まれる善玉菌の効果によってわんちゃんの腸内を良好に整えることができます。
腸内環境が良好だと免疫力が高まりより健康的な体を維持することができるでしょう。
②タンパク質が豊富
わんちゃんにとってタンパク質は大切な栄養素です。
牛乳から豊富なタンパク質を摂ることができます。
③水分補給になる
わんちゃんが自分で飲むお水の量では水分が不足しがちです。
特に夏場に牛乳をあげることで水分を補うのに役立つでしょう。
④食欲をそそる
特に高齢になり食欲が落ちてきたわんちゃんにはオススメです。
いつものフードに少量の牛乳をかけることで食欲増進が期待できます。
⑤丈夫な骨や筋肉を作る
牛乳に含まれるカルシウムは人間同様、わんちゃんにとっても良い成分です。
丈夫な骨や筋肉の成長を手助けしてくれるでしょう。
犬に牛乳をあげるデメリット
次に牛乳のデメリットを4つご紹介します。
デメリットは以下4点です。
①乳糖による体調不良
②アレルギー
③肥満の原因
④尿結石になる可能性
①乳糖による体調不良
わんちゃんは牛乳に含まれる成分である乳糖を分解する機能が十分ではありません。
そのため合わなければ下痢や腹痛になってしまうでしょう。
この乳糖が合わない体質を乳糖不耐症と言います。
②アレルギー
牛乳アレルギーの子も稀にいます。
アレルギーを起こすと以下のような症状が出るでしょう。
- 嘔吐や下痢
- 腹痛
- 体を執拗に痒がる
- 発疹
- 体の一部が赤くなる
- 目の充血
など
牛乳をあげた後にこのような症状が出たら早めに病院に連れていきましょう。
③肥満の原因になる
牛乳は栄養満点な分、わんちゃんには過剰なカロリーとなってしまいます。
与える場合は少量にしましょう。
適量が大切。
④尿結石になる可能性
牛乳に含まれるカルシウムとシュウ酸が合わさることで結石ができる原因に。
シュウ酸は他の食べ物やフードから摂取されることがあります。
犬が牛乳大好き!与える際のポイントは?
牛乳好きの犬は多いものです。
与えるメリットとデメリットを理解した上で飼い主さんの判断で与えるようにしましょう。
ここでは与える際のポイントを4つ解説します。
①常温に戻す
②水で薄める
③低脂肪牛乳を選ぶ
④与える量に気を付ける
①常温に戻しておく
牛乳に限らずわんちゃんに与える食べ物や飲み物は冷えすぎていると良くないです。
冷たすぎる飲食物は内臓の負担となったりお腹を壊す原因となります。
あらかじめ冷蔵庫から与える分だけ出しておきましょう。
人肌程度に温めてあげるのも良いですね。
わんちゃんにその必要はないみたいね。
②牛乳を水で薄める
水で薄めても乳糖などの成分量は変わらないと言われています。
しかしいきなり牛乳をあげるのも気が引けるという方は水で薄めてあげるのも良いでしょう。
2∼3倍の水で薄めるか、牛乳と同量の水で薄めると良いです。
最初は水の量を多めにして、徐々に薄める水に量を減らしていきましょう。
③低脂肪牛乳を選ぶ
通常の牛乳は脂肪分も多く肥満の原因になります。
なるべく低脂肪タイプを選んであげると脂肪分の過剰な摂取を防ぐことができるでしょう。
④与える量に気を付ける
1日に摂取しても良い牛乳の量は体重5㎏のわんちゃんで大さじ2/3が目安です。
10㎏の子で大さじ1杯程度でしょう。
なのでガブガブ飲めるような量は与えるべきではありません。
さらに初めて与える場合は規定量よりも少なめから始めて体調を見ながらにしましょう。
犬用牛乳をあげよう
ここまでは人間用の牛乳について解説してきました。
より安心安全に牛乳をあげたい方は犬用牛乳やヤギミルクもオススメです。
オススメの商品を3つご紹介します。
①ドギーマン わんちゃんの国産低脂肪牛乳 200ml
②ドギーマン ペットの牛乳 シニア犬用(250ml)
③ヤギミルク粉末ミルキー版 ナチュラルプラス
①ドギーマン わんちゃんの国産低脂肪牛乳 200ml
商品概要
- 低脂肪牛乳
- 人工着色料、香料不使用
- 良質なタンパク質を含む
- 乳糖ゼロ
- 国産
参照:ドギーマン 公式HP
価格 140円(送料別) 2021年6月4日現在
メーカー名 ドギーマン
口コミ
・愛犬が喜んで飲んでくれる
・まとめ買いがオススメ
・リピート買いも多め
・持病のある子や太り気味でも低脂肪なので安心
参照:楽天市場
こんな人にオススメ
・犬用牛乳の購入が初めての方
・安価で信頼できるメーカーの商品をお探しの方
・持病や太り気味で低脂肪タイプをご希望の方
・まずはお試しで少量で保存しやすい商品をお求めの方
②ドギーマン ペットの牛乳 シニア犬用(250ml)
商品概要
- オーストラリア産
- シニア犬に良い成分が配合されている
- 人工着色料、香料など不使用
- 乳糖ゼロ
価格 169円(送料別) 2021年6月4日現在
メーカー ドギーマン
口コミ
・愛犬が喜ぶ
・毎日でもオススメ
・温めてあげると良い
・使いやすい量
参照:楽天市場
こんな人にオススメ
・シニアになり食欲や体力が落ちてきた
・食の好みが変わり食べムラのある子
・水分補給と体力維持を目的に
・シニアになっても楽しく食事をさせたい方
③ヤギミルク粉末ミルキー版 ナチュラルプラス
商品概要
- 粉末タイプのヤギミルク
- 内容量200g
- 無添加
価格 2,920円(送料無料) 2021年6月4日現在
メーカー名 ナチュラルプラス(同)
口コミ
・水分補給に役立つ
・食いつきが良い
・安全の品質
・お湯にすぐ溶けて便利
参照:楽天市場
こんな人にオススメ
・ミルクを常備しておきたい方
・お水をあまり飲まない愛犬にお困りの方
・保存に便利な粉末タイプでお探しの方
・ヤギミルクを飲ませたい方
牛乳をあげない方が良い犬は?
最後に牛乳を避けた方がよい犬について解説します。
以下のようなわんちゃんには牛乳はあげないようにしましょう。
・妊娠中である
・高脂血症
・膵炎
・牛乳アレルギー
・胃腸が弱い子
上記のようなわんちゃんに牛乳をあげることで体に悪影響を及ぼす可能性があります。
これら以外にもあげても良いか心配な方は獣医師さんに相談してみましょう。
関連記事
牛乳と同じ乳製品であるヨーグルトはわんちゃんにあげてもよいのでしょうか。
以下の記事にて解説しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
当記事をまとめます。
- 犬に牛乳をあげても大丈夫
- 与えるメリットとデメリットを理解した上で与えるのか判断することが大切
- 与える際には適切な与え方をすること
- 安全にあげたい方は犬用牛乳やヤギミルクを選ぶと良い
- 牛乳が悪影響となる場合もあるため注意が必要
飼い主の皆さんは愛犬に美味しいものを食べて喜んでもらいたいと思いますよね。
適切な与え方と適量を守って美味しく安全に牛乳をあげましょうね。
そして食後は体調に異変がないかよく観察することも忘れないようにしましょう。
愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいものですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また会いましょう∼!!