みなさんは愛犬の健康をどのようにケアされていますか?
わんちゃんの健康をケアしろと言われても、「具体的になにをすればいいのかわからないよ…」と、その方法がわからずにいる飼い主さんも多いのではないでしょうか?でももし、身近な「ある調味料」ひとつで愛犬のあらゆるケアができるとしたらどうでしょう。試してみたくありませんか?
その調味料とはズバリ、オリーブオイル。この記事では、「わんちゃんに害はないの? 与えてもいいの?」「オリーブオイルのどんな成分がわんちゃんのどんなケアに良いの?」「オリーブオイルを使ってどのようにケアすればいいの?」といった、飼い主さんの疑問についてまとめてみました。
また、「オリーブオイルを使った簡単おやつレシピ」や、オリーブオイルを直接塗る際におすすめの「肉球マッサージ」もご紹介します。これを習得すれば、きっと健康だけでなく愛犬の心まで、たーっぷりケアしてあげられるはずです♪
オリーブは「食べてよし、塗ってよし。」
わたしたち人間にとってオリーブオイルは「とても体に良いもの」だと知られていますよね。便秘改善や生活習慣病の予防、美容効果に口臭改善…その効能は実に多岐に渡ります。ふと、わんちゃんにとっても「良いもの」なのか、気になって調べてみました。
その結果、オリーブオイルはわんちゃんにとって「食べてよし、塗ってもよし。」の、健康ケアにとても適したものであるということがわかりました。ただし、愛犬に与えたり塗ったりするにあたって注意しなければならない点もありましたので、こちらも併せて見ていきましょう。
食べてよし。
オリーブオイルには、わんちゃんの体に害を及ぼす成分は一切含まれていません。
それどころか、食べる(与える)ことでオリーブオイルに含まれる成分が、内側から健康をサポートしてくれる効果があり、わんちゃんにとって最も重要な栄養源であるタンパク質の吸収を助ける効果があるということもわかっています。
タンパク質の吸収率・・・1991年スペイン グラナダ大学薬学部食品工学研究所の発表で、オリーブオイルを使用したドッグフードを食した犬の便中のタンパク質量が他のオイルより40〜46%低い値を示しました。つまりオリーブオイルを使用したドッグフードを食べることで他のフードより40〜46%も多くタンパク質を摂取できました。タンパク質は犬や猫の丈夫な筋肉やエネルギー、美しい皮膚と毛艶を作ります。
では、与える際に注意しなけばならないこととはどんなことでしょうか。
過剰摂取が下痢や嘔吐の原因に!
わんちゃんは、油分を分解して消化することがとても苦手。オリーブオイルを過剰に摂取することで下痢や嘔吐を起こしてしまうことがあります。わんちゃんに与えていいオリーブオイルの量については、この後詳しく説明します。
塗ってよし。
オリーブオイルをからだの部位に直接塗ることで、外からもわんちゃんの健康状態をサポートしてくれます。
特に不飽和脂肪酸は、皮膚同士の手つなぎを助け、保湿の効果もあります。 食べるだけでなく、保湿剤に混ぜるなどで直接皮膚に塗布する事も効果的です。
引用:かみくらた動物病院
また、発毛を促進する働きもあるので、部分的に毛が生えてこないところに塗るのも効果的です。
オリーブオイルを直接皮膚などに塗る際の注意すべき点も確認しておきましょう。
オリーブオイルは油分なので、塗りすぎることで痒みや炎症、湿疹の原因となることがあります。
まずはほんの一滴程度から試して、塗ったところが赤くなったり、痒がる様子がないか、使い始めは特にしっかり見てあげましょう。
匂いは平気?
わんちゃんは匂いに敏感というイメージがありませんか?オリーブオイルって、少し独特の香りがあるような気がします。わんちゃんはこの匂い大丈夫なのでしょうか?
クンクン… ぼく… 平気♪
わんちゃんの嫌いな匂いではないとされていますが、中にはオリーブオイルの匂いが気になってしまう子もいるかもしれません。まずは匂いを嗅いでみてもらい、嫌がる様子があれば無理に与えるのはやめて、この後ご紹介するオリーブオイルを使った簡単レシピなどでも試してみましょう。
ところで、さっきから気になってるんだけど「健康ケア」ってさ、なんだろう?
うんうん。わかるようなわからないような…。
ではまず、「健康ケア」とは具体的にどのようなことなのか、考えてみましょう。
愛犬の「健康ケア」とは?
愛犬の健康をケアするために、わたしたちにできることってなんでしょう?
「健康ケア=あらゆる病気の予防」として、わたしたち人間に置き換えて考えてみると、少しイメージが湧いてくるかもしれません。例えば、わたしたちが普段行っているこんなこと…
- 食事に気をつけている
- 足りない栄養素はサプリで補っている
- 適度な運動を心掛けている
- 乾燥が気になったら保湿する
- からだを清潔にする
- 歯を磨く
- 睡眠をじゅうぶんにとる etc…
これらはすべて、健康でいられるようにわたしたちが普段気をつけていることですよね。では、わんちゃんの場合はどうでしょうか?
- 体の内側から健康をサポートする
- ドッグフードや手作りごはんで必要な栄養を取り入れる
※わんちゃんの状態によって、足りない栄養分があれば補ってあげる - 皮膚や被毛の状態を保つ
2.体の外から健康をサポートする
- 目、鼻、耳、手足のケア
- 皮膚や被毛の状態を保つ
なるほどぉ…。なんか、難しく考えすぎてたかも!
オリーブオイルとは?
ほとんどの食用油が植物の種子から搾取されているのに対して、オリーブオイルはオリーブの果実からなっています。そして、オリーブオイルには製法の異なる2つの種類があることはみなさんご存知ですよね?
■エキストラバージンオリーブオイル
…オリーブの実をしぼっただけのもので、体に良いとされる微量成分が損なわれることなくそのまま摂取出来る。「エキストラバージンオリーブオイル」に分類されているのは、風味官能検査で味や香りに欠陥がひとつもないものだけ!
だから「オリーブの果汁100%ジュース」って言われてるのね
■オリーブオイル(=ピュア)
…オリーブの実をしぼっただけのものを精製して香りや味のない「油」の状態にしたものと、「エキストラバージンオリーブオイル」をブレンドして作られたもの。エクストラバージンオリーブオイルにくらべると香りや風味が少ないが、油としての成分(オレイン酸などの脂肪酸)に変わらない。
こっちは、精製する過程で「微量成分」ってやつがなくなっちゃうんだね
このふたつの種類を、「内側から」と「外から」、その用途によって使い分けることができます。
- 与える・・・からだの内側からのケアに適しているのは、微量成分をそのまま摂れる【エキストラバージンオイル】
- 塗る・・・からだの外からのケアに適しているのは、オレイン酸の成分はそのまま含まれる【ピュアオリーブオイル】
たった少量とはいえ、高価なエキストラバージンオリーブオイルを体に塗るのはもったいない!という方は、ピュアオリーブオイルも上手に組み合わせて使われてみてはいかがでしょう?
では、ここからはオリーブオイルに含まれている成分について、「内側から」と「外から」に分けてその効能を詳しくお話していきます。できるだけ、簡単に!
からだの内側から健康をサポート
からだの内側から健康をサポートする=オリーブオイルの成分をからだの中に取り入れるということ。オリーブオイルのどんな成分を取り入れることで、わんちゃんの体にどんな効果が期待できるのでしょう?
こんな成分が「内側から」のケアをお手伝い
わんちゃんの「健康ケア=病気の予防」を助けてくれるのは、オリーブオイルの主成分である不飽和脂肪酸「オレイン酸」と、微量成分に含まれる「ポリフェノール」「ビタミンE」などの抗酸化物質です。これらの成分がもたらす効能、気になりますよね!
●オレイン酸がもたらす効能は?
オリーブオイルの主成分はこの「オレイン酸」で、なんと全体の成分のうち70〜75%を占めています。これは、ほかの植物油(オレイン酸を多く含むもの)と比べても2倍〜3倍も多いのだとか。そんなオリーブオイルに多く含まれるオレイン酸には、このような効能があります。
- 保湿効果や皮膚細胞の働きを促す
- 皮膚や被毛の健康維持と改善
- 血中の悪玉コレステロールを減少させ、中性脂肪を抑える
- 病気のリスクを減らし、生活習慣病を予防する
わんちゃんの死亡原因として多い病気はガン、消化器系の病気、心不全、腎臓病、と続きます。オリーブオイルを適量に摂取することで、わんちゃんにとって重大な病気となる生活習慣病を予防する効果が期待できます。
ここに書かれてることって、ぼくたちにも当てはまることだよね。なんかすごく…勉強になる…。
●ポリフェノール、ビタミンEなどの微量成分がもたらす効能は?
エキストラバージンオリーブオイルのすごいところは、抗酸化物質である「ポリフェノール」や「ビタミンE」などの微量成分を、損うことなくからだの中に取り入れることができるという点です。ほかの植物油は、精製される過程でこれらほとんどの成分が損なわれてしまいます。
そんなとても貴重な抗酸化物質を含む微量成分には、このような効能があります。
- 免疫力を高める
- 痛みを抑える
- 関節炎の改善
- 生活習慣病の予防作用
- 疲労回復
- ガンのリスクを下げる
- アルツハイマーのリスクを下げる
- オレイン酸といっしょに取り入れることで動脈硬化を防ぐ効果がある
これだけの効果が期待できるなんて…。エキストラバージンオイルがお高いのも納得しちゃった。
わんちゃんに必要な栄養素について、もう少し詳しく知りたいかも…という方は、わかりやすくまとめてあるこちらの記事もご覧になってみてください。[keni-linkcard url=”https://dog-college.com/inu-azuki/” target=”_blank”]
どうやって与えればいい?
いつものごはんに少量混ぜて与えるとよいでしょう。
直接オリーブオイルをごはんに混ぜる場合は、栄養成分が豊富なエクストラバージンオリーブオイルがおすすめです!
そしてここからが、愛犬にオリーブオイルを与える際に必ず守っていただきたい、大事なポイントです。
先ほど、わんちゃんは油分を過剰に摂取することで下痢や嘔吐を起こしてしまうかもしれない、とお話ししました。では適量とは?どのくらいまでなら与えても平気なのでしょうか?
待ってました!
適量ってどのくらい?
1日にどれくらいオリーブオイルを与えても良いかの目安として、わんちゃんの体重を基準に見てみます。
- 小型犬(体重10kg以下)…1日に小さじ1/2以下
- 中型犬(体重25kg以下)…1日に小さじ1杯以下
- 大型犬(体重25kg以上)…1日に大さじ1杯以下
あくまでも目安ですので、便がいつもよりやわらくなるようでしたら量を調節してください。
オリーブオイルを与える際は、できるだけ少ない量からはじめてみましょう。
うんちがゆるくなったら「摂りすぎ」のサイン?
便の状態を注意深く見ててあげなくちゃだわ
加熱しても成分そのまま。
オリーブオイルの主成分であるオレイン酸は、酸化にとても強く、熱によって栄養成分が消失することはありません。このため、わんちゃんの手作りおやつにもに適しています。といっても、もちろん例外はあります。180度くらいまでの温度、長時間の加熱でなければ大丈夫です。
オリーブの香りが苦手な子には、エキストラバージンオリーブオイルよりも香りの少ないピュアオリーブオイルを使って作ってあげればいいね
そうだね、オレイン酸の成分は変わらないもんな。
オリーブオイルを使った簡単レシピ
わんちゃんの被毛がごわごわしてきたな…と気になるときや、オリーブオイルをごはんに混ぜると食べてくれない…というわんちゃんにおすすめの簡単レシピです。飼い主さんの愛情がたっぷり詰まった手作りおやつで、きっと愛犬のニコニコ笑顔が見られます〜♪
■オリーブオイルのクッキー
薄力粉:200g
たまご:1個
オリーブオイル:大さじ1
バニラエッセンス:適量
ー作り方ー
①ボウルにオリーブオイル、薄力粉、たまごを入れて混ぜ合わる
②バニラエッセンスを適量たらす
③オリーブオイル大さじ1杯を入れる
④粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせる(型抜きをするので少し硬めでOK)
⑤冷蔵庫で30分、生地を寝かす
⑥薄力粉をかけて生地を薄く伸ばし、型抜きする
⑦170度に予熱したオーブンで15〜20分焼く
■オリーブオイルのパウンドケーキ
薄力粉:100g
たまご:M1個
ベーキングパウダー:小さじ1
(あればアルミニウムフリーのもの)
オリーブオイル:大さじ2
水:60ml
ー作り方ー
①オーブンを180度に予熱する
②薄力粉、ベーキングパウダーを混ぜる
③計量カップなどに予めたまご、オリーブオイル、水を混ぜ合わせておき、①に少量ずつ加えていく
④オーブンシートを敷いたパウンドケーキの型に生地を流し込む
⑤180度のオーブンで30分焼く(爪楊枝をさして生地がつかないくらいが焼き加減の目安)
ー1日に与える量の目安ー
(レシピ全量を1として、この分量に切り分けて与えてください)
体重 | 目安量 | 体重 | 目安量 |
1㎏ | 1/30 | 7㎏ | 1/8 |
2kg | 1/19 | 8㎏ | 1/7 |
3㎏ | 1/14 | 9㎏ | 1/6 |
4㎏ | 1/12 | 10㎏ | 2/11 |
5㎏ | 1/10 | 13㎏ | 2/9 |
6㎏ | 1/9 | 15㎏ | 1/4 |
マシュは3キロだから…14分の1だね。
たくさん余ったら、わたしたちがいただきまーす♪
このほかにも、オリーブオイルを数滴加えるだけのアレンジであらゆるレシピが「健康ケアレシピ」に早変わり!わんちゃんの手作りおやつレシピ、ごはんレシピがもっと見たい!という方はこちらの記事もおすすめです。[keni-linkcard url=”https://dog-college.com/inu-ringo/” target=”_blank”][keni-linkcard url=”https://dog-college.com/inu-butaniku/” target=”_blank”]
ではここからは、オリーブオイルをつかってわんちゃんのからだを外からケアする方法についてお話していきたいと思います。
からだの外から健康をサポート
目に見えない内側からのケアに対し、外からのケアは実際にわんちゃんのからだの部位を飼い主さんの手でケアしてあげるもの。
あるペット保険会社による調査では、わんちゃんの疾患で最も多いのは皮膚疾患、次に多いのは耳の疾患となっています。※保険請求に基づいての統計
もちろん「皮膚疾患」の中にはさまざまな症状があり、原因も先天的なもの後天的なもの、さまざまなものが考えられます。その中でも、乾燥によって引き起こされる症状はわたしたちのケアによって防いであげることができるケースがほとんどではないでしょうか。そして「保湿」はオリーブオイルの得意分野でしたよね。
こんな成分が「外から」のケアをお手伝い
オリーブオイルの主成分であるオレイン酸には、皮膚の乾燥を防ぎ皮膚のトラブルから守ってくれる働きがあり、抜け毛や毛艶の改善にも効果的でした。
また、体に塗って外から健康をサポートするのに適しているのは、ピュア(オリーブオイル)でしたね。もちろん、エキストラバージンオリーブオイルでも問題ありません!
ではオリーブオイルを使って、わんちゃんのどんなところをケアできるのでしょう?
- 肉球
- 鼻
- 被毛
- 耳
どれもトラブルが多い部位ですが、たった数滴のオリーブオイルでこれだけのケアができるなんて、信じがたい事実…。
では早速、その方法をひとつずつ見ていきましょう。
肉球
乾燥した肉球は、あかぎれやひび割れを起こす原因となります。一度傷ができてしまうと、歩くことでなかなか傷が塞がらずに、長引いてしまうことが多い足裏のトラブル(泣)。せっかくの楽しいお散歩が、わんちゃんにとって痛みを伴う辛いものになってしまいます。
– – ケア方法- – オリーブオイルをコットンや手にとって、わんちゃんの肉球に塗るだけ。目安は1日1回「肉球がしっとりする程度」の量です。
定期的なケアを続ければ、こーんなピカピカ肉球も夢じゃない?!
https://www.instagram.com/p/ByCk_1gjRGK/?utm_source=ig_web_button_share_sheet
オリーブオイルなら、舐めても安心ね
鼻
肉球に並んで乾燥しやすいところといえば「鼻」ですよね。
わんちゃんの嗅覚はとても発達していて、普段からわたしたちが想像出来ないくらいの匂いを嗅ぎ分けて生活しているのですが、鼻が乾燥していることでその嗅覚は落ちるといわれています。わんちゃんの鼻先をしっとり保湿してあげることあで、本来の嗅覚に戻してあげることができます。
– – ケア方法- –指先にオリーブオイルをほんの1滴たらして乾燥した鼻先にちょんちょんとつけてあげるだけの超簡単ケアです。
病気のときも鼻が乾くって聞いたことあるんだけど?
鼻の乾燥は病気のサインなの?
わんちゃんの鼻は、体温調節ができる数少ない箇所のひとつ。そのため、一日を通して観察すると湿ったり乾いたりと変化が見られるもの。なので、基本的には神経質になって心配する必要はありません。寝て起きたときや日焼け、軽い脱水状態でも鼻が乾くことがあります。
しかし、鼻の乾燥が大きな体調不良の兆しである場合もあります。
- 無気力
- 食欲の低下
- 嘔吐
被毛
わたしたちと同じように、わんちゃんも季節などによって被毛が乾燥してしまうことがあります。乾燥は皮膚のトラブルを引き起こす原因にもなるので、なんとか防いであげたいものですよね。
– – ケア方法- –わんちゃんの毛が乾燥してゴワゴワしてきたな…と感じたら、お使いのシャンプー剤にオリーブオイルをほんの数滴垂らすだけ!あとはいつも通りシャンプーしてあげるだけの簡単ケアです♪
また、部分的に毛の生えないところに直接塗ってあげることで発毛を促進する効果が期待できます。
シャンプーに混ぜるだけ…ほんと、簡単♪
耳
わんちゃんの耳は熱やがこもり易く、とくに垂れ耳のわんちゃんはすぐに汚れがたまってしまうもの。放っておいたら外耳炎などから深刻なトラブルを引き起こしてしまいます!
でも耳はわんちゃんにとってデリケートなゾーンなので、嫌がる子も多いですし「お耳ケアが苦手!」という飼い主さんも多いのではないでしょうか?オリーブオイルは、そんなお耳のケアのお手伝いだってしてくれます。
ひとへの効能としても知られているように、オリーブオイルにはクレンジング効果があり、汚れを浮かせてくれる働きがあります。コットンや犬用綿棒にオリーブオイルを数滴垂らして、イヤークリーナーの代わりに耳の内側を拭き取るだけ♪定期的にこれを行うことで、お耳ケアがきっと楽になりますのでぜひ試してみてください。
オリーブオイルってすごいんだなぁ
まさに万能薬…だわね…
最後に、おすすめの「肉球マッサージ」を紹介させてください。肉球の保湿と併せてやってみてはいかがでしょう?
簡単!おうちで肉球マッサージ
マッサージなんて素人がしても大丈夫かな?と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、最近ではわんちゃんのヨガ教室や体操教室もたくさんあり、特殊なものを除けばそのほとんどは飼い主さんが愛犬に施術する参加型の教室なんですよね。まずはマッサージってどんなものなのか見てみませんか?
とても丁寧にレクチャーしてくれている動画を見つけたので、是非こちらをご覧になってみてください!
まずはマッサージを始める前に、すべての足の甲と裏をなでて「今からマッサージを始めるよ〜」のサインを。
- 足首からつま先まで、指の骨と骨の間をさする(内蔵の強化と血行の促進)
- 肉球をやさしくつまむようにしながらプニプニと揉む(疲労回復や心と体のバランスを整える)
- ツボを押す
左右の前足にある「労宮」(精神を安定させてくれるツボ)
左右の後足にある「湧泉」(元気が湧いて来るツボ) - 指の上を円を描くようにさする(リラックス効果)
- 指の側面を円を描くようにさする(内臓や足を刺激して健康を促進する)
- 指の間の水かき部分を引っ張るようにつまむ(脳の活性化や老化防止)
知ってて損はない!わんちゃんの「ツボ」もおさらいしておきます!
へぇ〜!わんちゃんにもツボがあるんだって〜。「元気が湧いてくるツボ」だって…かわいいなぁ。
もっと早く知りたかった〜!早速マシュくんにやってあげなきゃ♪
こんな仕草をしたら「気持ちいいよ〜」のサイン!
わんちゃんがこんな仕草を見せてくれたら、大成功!マッサージが気持ちいい証拠です。
- ふぁ〜〜。(あくび)
- ムニャムニャ…。(お口をもごもごさせる)
- じーーー。(トロンとした目で見つめる)
- しぱしぱ…。(ゆっくりまばたきする)
- うとうと…。(きもちよくて眠くなる)
これはぜひぜひ習得して、「気持ちいいよ〜」のおすみつきを頂きたいですね♪
まとめ
わたしたち人間にとって「体に良いもの」として知られているオリーブオイルが、実はわんちゃんの「健康ケア=病気の予防にとても適している」ということをお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
- オリーブオイルの主成分であるオレイン酸をからだに取り入れることで、生活習慣病を予防し皮膚や被毛まで健康な状態にしてくれる
- エキストラバージンオイルに含まれる微量成分がからだの内側から元気にしてくれる
- オレイン酸をからだに直接塗ることで乾燥から皮膚や被毛を守ってくれる
- クレンジング効果で汚れを浮かせ、皮膚や耳を清潔に保ちトラブルから防いでくれる
ただし、オリーブオイルを与えたり塗ったりするにあたっての注意点もありました。この注意点をしっかり理解したうえで、オリーブオイルで愛犬の健康ケアをはじめてみてはどうでしょう。そして、ご紹介した簡単レシピや肉球マッサージも、ぜひ試してみていただければと思います。
この記事が、みなさんと愛犬が健やかに過ごせるきっかけになれれば幸いです。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。