だんだん涼しくなってきましたね。
もう9月が目の前までやってきました。
夏から秋にかけての旬な果物といえば、いちじくですよね。
いちじくって甘くてトロッとしていて、みずみずしくて…美味しい果物です。
また、いちじくは、「不老長寿の果物」と呼ばれており、健康にいいフルーツなのです。
「そんな体にもいい果物を愛犬にも食べさせてあげれたらいいのにな」と思っている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
今回は愛犬に、イチジクを食べさせてあげても大丈夫なのかについて調べてみました。
愛犬にいちじくを食べさせてあげてもいい?
結論から言うと、いちじくは愛犬に食べさせてはいけない果物です。
なぜ食べさせてはダメなのかというと、いちじくには、毒物質の成分が入っており、アレルギー反応を引き起こすからです。
いちじくの葉や枝にも毒性があり、食べたりすることで皮膚のシミや粘膜のびらんなどの症状があらわれていると言われています。
人間には、栄養価が高い果物ですが、犬にとっては非常に危険な果物なのです。
犬や猫が食べてはいけないもの
犬や猫が食べてしまうと危険なものは私達が想像する以上にたくさんあり、中には私達人間が普段摂取している食物でも犬や猫たちにとっては命に関わるものがあります。ここでは私達の身近に存在する、犬や猫が食べてしまうと危険なものの一例とその症状を紹介致します。これを参考に愛するペットをそれらから避けるようお願い致します。 もし、思い当たる生活環境で症状があれば最寄の動物病院に相談してください。
種類:イチジク(葉、枝) 症状:皮膚のシミ、粘膜のびらん 原因・有毒成分:フロクマリン
引用先:栃木県獣医師会
次は、愛犬がいちじくを食べることで現れるアレルギー症状について調べてみました。
とても栄養満点なのに、犬にとって毒成分があるのはしらなかったわ
もし食べちゃったら、どんな症状がでるのかな
愛犬がいちじくを食べた際に現れる症状と成分
愛犬にいちじくを与えるとこんな症状が現れる
いちじくを食べることで現れる症状があります。
・嘔吐 ・下痢 ・大量のよだれがでる ・口内炎 ・脱水症状 など
愛犬がいちじくを食べたことによってアレルギー反応がおき、口の粘膜が刺激され、大量のよだれがでるという症状が引き起こされます。
わたしも小さいころにイチジクを食べて口内炎ができた記憶があります。それも口の粘膜が刺激されたからでしょうか。
また、アレルギー反応からアナフィラキシーショックなどを引き起こし、命を落とす場合もあるので、嘔吐や下痢、目の充血などの症状が出た場合は、すぐに動物病院へ連れていきましょう。
いちじくには、毒物質が含まれているとお話しました。続いて、犬にとって危険な成分をご紹介していきたいと思います。
犬にとって有害な成分【ソラレン】
ソラレンとは、光に反応する物質です。
紫外線などを吸収する働きがあり、日焼けやシミなどの原因にもなります。
ソラレンは、柑橘系の果物に含まれている成分ですが、犬が大量に摂取してしまうと、下痢や嘔吐の症状を引き起こします。
また、脱水症状を引き起こし、最悪の場合は、死に至る可能性もあるので注意が必要です。
光を吸収する成分があるのね。わたしたちのシミの原因にもなるのはびっくりだわ
嘔吐や下痢の症状は、つらいよね。症状が出たら病院へ行こう
犬にとって有害な成分【フィシン】
フィシンは、タンパク質分解酵素の成分が含まれています。
人間にとっては、消化促進効果や美容効果に期待ができる成分ですが、犬にとっては、危険な成分です。
どう危険なのかというと、フィシンという成分は、犬の粘膜を破壊する毒物質であるからです。
口の中の粘膜などが破壊され、口内炎や炎症を起こし、よだれが止まらなくなる症状も引き起こされます。
私たちも、イチジクを食べたとき、舌がピリピリしたことはありませんか?それも、フィシンの成分が粘膜を刺激しているからなのです。
また、いちじくの茎や葉からでる白い汁には、多くのフィシンが含まれており、かゆくなったり、かぶれるなどの皮膚のトラブルを引き起こす場合があるので注意しましょう。
これまで、いちじくの成分やアレルギー症状についてご紹介しました。
いちじくを愛犬に食べさせてはいけないことは、わかったと思いますが、私たち飼い主さんが食べさせないように気をつけていても、愛犬が隙を見て食べてしまう可能性もあります。
次は、愛犬がいちじくを食べないようにする飼い主さんができる対策についてまとめてみました。
そうね!私たち飼い主さんが愛犬のためにできることってなんだろう
知りたい!知りたい!
飼い主さん必見!愛犬がいちじくを食べないようにする対策
いちじくを食べた後の実や皮は落とさず、捨てる
いちじくを食べたあとに、そのままにしていて愛犬が誤って口にしてしまったなどの事故もあります。
対策としては、食べた後は、すぐに片付けるようにしましょう。
また、床に落とさないようにすることや、ごみ箱にそのまま入れるのではなく、愛犬が食べないように袋を二重にするなど工夫することも大切です。
そうね!食べたら、ほったらかしにするのは危険ね
目の前にイチジクがあったら食べちゃいそうだよ
いちじくを愛犬が届かない場所に保管する
愛犬が食べないように手の届かない所に置くようにしましょう。
高い棚の上や引き出しに入れえておくと安心ですよね。
低いテーブル等に「ちょっと置いとくだけだから大丈夫だよね」と目を離した隙に、食べちゃったというケースも考えられます。
いちじく以外にも犬が食べてはいけない食べ物などもあります。
日頃から愛犬が盗み食いしないように、飼い主さんも食べ物をおく位置に気をつけましょうね。
高い位置に置いとけば安全だね!背伸びしても届かない場所に保管しましょう
背伸びしても届かないところだったら大丈夫だね
いちじくを食べた後は、手洗をしてから愛犬に触れる
いちじくを食べた手に汁が付いていて、愛犬が舐めちゃったなんてこともあります。
少量の汁を舐めただけで中毒症状をひきおこす可能性もあるので、いちじくを食べたあとは手洗いをして、愛犬に触れるようにしましょう。
ちょっとした飼い主さんの工夫や心がけが愛犬を様々な病気やアレルギーから守ることにつながります。
いちじく食べたら手洗い!みんなで気をつけよう
僕も安心するなぁ
まとめ
愛犬にいちじくを食べさせてはいけません。
もしも、愛犬がいちじくを食べちゃった場合は、すぐに動物病院へ連れていきましょう。
また、愛犬がいちじくを食べないようにする対策についてもご紹介しました。
愛犬が誤って食べないようにするためには、愛犬が届かない場所に保管することや、いちじくを食べた後は、手洗いするなど、飼い主さんの工夫や心がけが大切です。
私たち飼い主さんが愛犬を守ってあげましょうね。
最後までお読みいただきありがとうございました。